ご飯は大人数で。 ページ16
「あぁー今日も疲れたぁ…このまま眠りたい…」
今日も仕事はハードだった。
時刻はもう12時過ぎ。今日はまだ早いほうだ。
私は倒れ込むようにしてソファに寝転ぶ。
「おいこらA。せめて風呂ぐらい入ってから寝ろ」
「えぇー、お風呂とか入ったら目が覚めちゃうじゃないですかぁ…」
「それはそれでいいだろ。適当に軽い飯作っておいてやるから入ってこい。」
「……はーい」
もうこの会話で誰といるか分かっただろう。
もう私のお母さんとも言っていいだろう、降谷さんです。
今日は警察庁に報告で来たらしく一緒に帰ってきました。
でもわざわざ私の仕事が終わるまで待っていなくても良いのになぁ。
まぁ待ってくれるのは正直嬉しいからいいんだけどさぁ。
〜〜〜〜〜〜
お風呂から上がるとそこにはサンドウィッチがあった。
私の好きな降谷さん特製ハムサンドだ!!!
目を輝かせている私を見て降谷さんは食べていいと言ってお風呂に入っていった。
「んー、今すぐ食べたいくらいだけど1人で食べるのもなぁ……降谷さん待っておこう。」
サンドウィッチは冷めてもおいしいもんね!!
それから私は髪を乾かしたり、洗濯物を畳んだりして時間をつぶし降谷さんがお風呂から上がって来るのを待った。
「あれ、まだ食べてなかったのか?」
「降谷さん待ってました」
「別に先に食べて良かったのに。」
「すぐに食べたかったですけど、降谷さんと食べたいから待ってたんです。その方が絶対美味しいですしね?」
私がそういうと少し驚いた顔をする降谷さん。
そして、次はクスクスと笑い出す。
どこに驚きと笑いの要素が…?
ご飯は大人数の方が良いってよく言うよね?
「……ふはっ、そうだな。じゃあ食べようか。2人で」
「はいっ」
そうして食べ始めたハムサンドはやっぱり美味しい。
「降谷さん、テレビ付けていいですか?」
「あぁ、でもこの時間だったらニュースがほとんどだろ。」
「そうですねぇ……………あ。」
私はテレビをつけた瞬間に映し出されたニュースに固まってしまった。
「ん?どうしたA。いきなり固まって。……10億円強奪事件?」
降谷さんがテレビに映し出された文字を読み上げる。
もう起こってしまったのか……。
たしかに新一がコナン君になってからだいぶ経ったけどこんなに早く起きるとは……
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青龍 葵(プロフ) - 脱字があります!「すぐ帰ります」で「…ちょっと○○そんに会って欲しい奴がいるんだ」の『○○そんに』とは何でしょうか? (2018年7月26日 17時) (レス) id: 970e92a440 (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - 零さん» 返事おくれました!嬉しいコメントありがとうございます!頑張ります! (2017年5月7日 23時) (レス) id: fb8724423b (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - いつも楽しみに読んでます!!続編も頑張って下さい! (2017年4月30日 21時) (レス) id: f4f2fc359b (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - 唯さん» ありがとうございます! (2017年4月30日 19時) (レス) id: a2b81a1195 (このIDを非表示/違反報告)
唯 - とっても面白いです!!更新頑張って下さい (2017年4月25日 3時) (レス) id: 0cdca89a6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:祐 | 作成日時:2017年3月30日 23時