ギリギリです。 ページ48
｢いくらAでも、この爆弾を解体することは許さねぇ｣
｢私はこの爆弾を解体します。｣
｢お前な!!!ほんとに分かってんのか!?この爆弾解体したら次の爆弾の場所分かんねぇんだぞ!!!病院なんていくつあると思ってんだよ!!!｣
より一層私の胸ぐらを掴む手の力が強くなった。
｢……それでも私も松田さんが死ぬことは許しません。この際私が死ぬのはどうでもいい。でも!!!松田さんだけは死なせません!!!｣
｢ほんっとさっきから意味わかんねぇ事ばっか言いやがっていいかげんに｢松田さんが死んだら萩原さんはどうなるんですか!!!｣
｢………。｣
｢あなたの中でしか生きられない萩原さんはどうなるんですか!?萩原さんのための敵討ちはあなたが死ぬことなんですか!?………そうじゃないだろ!!!生きて犯人を捕まえることだろうが!!!｣
ついカッとなって口調が汚くなった。
けど、それが効いたのか松田さんは私から手を離した。
｢……爆弾は解体します。｣
見た感じややこしいのは水銀レバーだけだ。
時間はギリギリだけど私にもできるだろう。
…けど、まだ松田さんは爆弾の前から動いてくれない。
｢松田さん、お願いだか｢俺がする｣
｢え？｣
｢Aより俺の方が早いだろ。……ったく、これ解体したらこの観覧車速攻おりてもう1つの爆弾探しに行くからな!!!｣
｢………はい!!!｣
よかった…これで松田さんが生きてくれる。
それからは見事な手さばきで解体していく松田さん。
けど、あれだけ言い合いをしていたせいで結局解体出来たのは爆発3秒前だった。
モニターに“米花中央病院”の“米”の文字まで見えたところで、最後の線を切った。
｢……うわぁ、ギリギリでしたね。私だったら間に合ってなかった。｣
｢あぁ。さすがに焦ったな。けど、米の文字だけが見えたからな。米のつく病院を当たればいいな。｣
｢とりあえず、佐藤さんにゴンドラ動かしてもらいましょうよ。彼女かなり心配してますよ、ほら。｣
松田さんと共にゴンドラの外を見ると、今にも泣きそうな佐藤刑事がいた。
｢……後から絶対めんどくせぇやつだな。｣
そう言いながら松田さんは佐藤さんに電話をしてゴンドラは動来はじめた。
今にも泣きそうな声が私にも聞こえた。
｢……にしてもおっせぇな。この観覧車。早く爆弾みつけねーといけねぇってのに｣
そう言ってゴンドラを殴る松田さん
そうだまだもう1つの爆弾のこと言ってなかったんだった
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祐(プロフ) - Aliceさん» 誤字の報告ありがとうございます!今訂正致しました!!自分だけでは見つけられない部分もあると思うのですごく助かります。 (2017年4月4日 19時) (
レス) id: 9347eda9ce (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 37ページの最初の行も誤字です (2017年4月4日 16時) (レス) id: 1a1e66043f (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 31ページで、誤字ありましたよ。いちばんばんw (2017年4月4日 16時) (レス) id: 1a1e66043f (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - ねぉさん» 嬉しいコメントありがとうございます!!!頑張ります！ (2017年4月3日 14時) (レス) id: a14d757431 (このIDを非表示/違反報告)
ねぉ - 1日ちょっと過ぎてしまったけど、全部読みました！！コナンのトリップの中で1番おもしろかったです！続編楽しみにしてます！ (2017年4月3日 1時) (レス) id: cc3a2c5af5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祐
| 作成日時：2017年3月24日 16時
