【名探偵コナン】トリップしても警察官でした。2

早く来すぎました。 ページ45

｢……やっぱ早く来すぎたかな？｣



ついに11月7日を迎えた私は朝早くから杯戸ショッピングモールまで来ていた。


さすがに犯人からの予告状全部は覚えてないから爆破時刻が分からないのだ。


｢最初のフレーズだけは覚えてるんだけどなぁ｣


それから私は1人でむなしく松田さん達がくるまで、観覧車が見えるベンチで座って待っていた。



ーーprrrrrrr


待ち続けて何時間か経った時、ポケットから着信音がなって携帯を手に取る。

あ、降谷さんだ。


｢もしもし？｣


«爆弾見つけたぞ。ったく、1人で探し回るのだいぶきつかったぞ。»


｢ほんとですか!?さすが降谷さん!!ありがとうございます!!! ｣


«あぁ。けど、お前に言われた通り盗聴器の確認はしたけどついてないようだったから、病院の1室を借りてそこに移動させた»


｢そうでしたか、そこら辺は降谷さんに任せます。爆弾処理出来そうですか？｣


«松田ほどスムーズにはいかないだろうが、これくらいの解体はできる»


｢よかった…｣


«そっちはどうだ？まだか？»


｢えぇ、もうかれこれ3時間くらい待ってるんですけどね……周りの人からの視線が段々痛くなってきました。｣


«ははっ、そうか。お前が時刻を、覚えてないのが悪いんだよ。けど、そっちがまだなら俺の爆弾の時間も余裕があるな。»


｢そうですね。そっちが早く見つかって良かったです。｣


«じゃあ俺は今から処理を始める。松田は頼んだぞ»


｢はい。降谷さんも気をつけて。｣


«あぁ、早く解体してそっちに向かうよ»


｢それは頼もしいですね｣


«A。……死ぬなよ。»


｢えぇ、私はこんなとこで死ぬわけにはいきませんから。それじゃ、またあとで｣



ーーピッ。


よかった。これで病院方はひとまず安心だ。

あとはこっちだけなんだけど…


ーードカーンッ!!!!!!


｢……っ、やっと来たか!!!｣


観覧車の制御装置のある建物が爆発した。

1回目の爆発というとは…



｢いたっ、松田さん。もうゴンドラのとこに行ってる!!!｣


しまった、降谷さんの電話に気を取られて松田さんに気づけてなかった!!!


私は急いでゴンドラまで走る。


もっと速く走れ私!!!あのゴンドラに乗る予定なんだから!!!

なにが大丈夫ですか。→←時を止めてください。

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