ここはやっぱり主人公に。 ページ5
「うわぁー、すごい!!どこ見ても本だらけ!!これほんとに全部工藤家のものなの!?」
アニメでしか見たことない工藤家の書斎を実際に目にして私は感動していた。
「ふはっ、Aさんもそんなはしゃいだりするんだな。」
「……何それ、子供っぽいって言いたいの?私だってはしゃぐわよ!!」
「いや、そーじゃなくて。さっきまで父さんたちといたAさんより、俺は今ののAさんの方が好きだって言ってんだよ!!」
そういって満面の笑みで私を見る新一くん。
そーゆうことをさらっと言える当たりがやっぱりキザだ。
てか恥ずかしいわ!!!
「ナイトバロンシリーズだろ?」
「うん、そう。」
どうやら、ナイトバロンシリーズを持ってきてくれるようです。
「何冊もってく?全部はさすが重くねぇか?」
「んー、でも私バイクで家まで帰るし大丈夫かな。一気に借りてくよ。」
「りょーかいっ。……よっと。これで全部だな。ほらよ。」
「ありがと新一くん」
ずっと読みたかったナイトバロンが手元に来て少し感動的だ。
「……なぁAさん。」
「ん?なに?」
「お、俺のこと新一でいいから。」
「え?」
「呼び捨てでいいってこと!!!君付けされるとむず痒いんだよっ」
「…………。」
なんだこのツンデレは。
最初は不審者だとか言われてたのに。
びっくりして言葉も出ないぞ。
「……んだよ、呼んでくれないのかよ」
「ふふっ、いや、可愛いなと思って?」
「か、可愛いってお前な!!」
「可愛いもんは可愛いの!!本とってくれてありがとう新一。」
「お、おう。別にたいしたことねーよ」
敵対心のない新一く…じゃなくて新一は生意気なんかじゃなく、ただの可愛い中学生だった。
これは原作始まっちゃう前に出会えてある意味ラッキーだったのかもしれない。
「ねぇ、新一。」
「なんだよ」
可愛いと言ったのを根に持ってるのか未だにふてくされてる新一。
「本取ってくれたついでにさ、ちょっとでいいから私の相談乗ってくれないかな?」
「相談?」
もしかしたら、解決策がでるかもしれない。
降谷さんや蒼の名前は出さずにあのことを相談してみよう。
この物語の主人公に頼めば何か助けてくれるんじゃないかという私の勝手な想像でもあるけど。
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祐(プロフ) - Aliceさん» 誤字の報告ありがとうございます!今訂正致しました!!自分だけでは見つけられない部分もあると思うのですごく助かります。 (2017年4月4日 19時) (レス) id: 9347eda9ce (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 37ページの最初の行も誤字です (2017年4月4日 16時) (レス) id: 1a1e66043f (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 31ページで、誤字ありましたよ。いちばんばんw (2017年4月4日 16時) (レス) id: 1a1e66043f (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - ねぉさん» 嬉しいコメントありがとうございます!!!頑張ります! (2017年4月3日 14時) (レス) id: a14d757431 (このIDを非表示/違反報告)
ねぉ - 1日ちょっと過ぎてしまったけど、全部読みました!!コナンのトリップの中で1番おもしろかったです!続編楽しみにしてます! (2017年4月3日 1時) (レス) id: cc3a2c5af5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:祐 | 作成日時:2017年3月24日 16時