超貴重です。 ページ38
「……んん。…うわ、もう朝だ。」
目覚めて近くの時計を見ると時刻は9時を過ぎていた。
2時近くまで喋りこんでたもんな…
でも、夜中に寒くて起きるだろうと思ってリビングの床で寝てたのに、そのまま朝を向かえてしまった…なにしてんだか。
「……寒くなかった原因はこれか。」
起き上がって膝元を見ると寒くないように毛布がかかっていた。
きっとこんなことするのは降谷さんだよね…
お礼を言おうと思ったけど、この部屋に降谷さんの姿がない。
おかしいな、いつもなら朝ごはん作って待っててくれてるのに…
ん?甘えすぎだって?
しょうがないじゃん。私がしなくてもいいって言ってもするんだから。
とりあえず起き上がって水を飲もうとキッチンに行こうとすると、テーブルに置き手紙があった。
“急遽仕事が入ったから行ってくる。ちゃんと朝ごはん食べろよ。”
「急遽仕事ってことは、ベルモットかなんかかな…」
ってか、朝ごはんの心配をするとかほんとにお母さんみたいだな。
「……くしゅん。」
「え?……あ、松田さんがいるんだった」
いきなり人のくしゃみが聞こえたからびっくりした。
そうだ昨日は3人で飲んでたんだった。
松田さんのくしゃみって案外可愛い。
ってか、降谷さん、松田さんには毛布とかかけてあげなかったのか。
優しいのか優しくないのかどっちなんだ。
とりあえず私が被っていた毛布を松田さんにかける。
すると松田さんの顔が心なしか安らいだ気がした。
「……松田さんの寝顔って超貴重…。」
てか、まつげ長っ。やっぱイケメンだよねこの人も。
私はこっそり寝顔を撮った。もちろんシャッター音は消して。
「さてと、しょうがないから朝ごはん作るか。松田さんもいるしさすがにね。」
ということで、久しぶりに朝ごはんを作ります。
3日に1回くらいしか降谷さん来ないのにいつもはどうしてるのかって?
そりゃもちろん食べてないよ。
作る暇があったら寝てたい人なんで。
まぁ、これがバレたら降谷さんにまた殴られるんだけど。
1499人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
祐(プロフ) - Aliceさん» 誤字の報告ありがとうございます!今訂正致しました!!自分だけでは見つけられない部分もあると思うのですごく助かります。 (2017年4月4日 19時) (レス) id: 9347eda9ce (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 37ページの最初の行も誤字です (2017年4月4日 16時) (レス) id: 1a1e66043f (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 31ページで、誤字ありましたよ。いちばんばんw (2017年4月4日 16時) (レス) id: 1a1e66043f (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - ねぉさん» 嬉しいコメントありがとうございます!!!頑張ります! (2017年4月3日 14時) (レス) id: a14d757431 (このIDを非表示/違反報告)
ねぉ - 1日ちょっと過ぎてしまったけど、全部読みました!!コナンのトリップの中で1番おもしろかったです!続編楽しみにしてます! (2017年4月3日 1時) (レス) id: cc3a2c5af5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:祐 | 作成日時:2017年3月24日 16時