先に謝ります。 ページ34
｢あぁー、つかれた。｣
幸い休憩所には誰もいなかったおかげで素を出せる。
いや、警備企画課で素を出してないわけじゃない。
むしろ色々好き勝手やらせてもらっている。
｢けど、みんな年上だもんなぁ…｣
同期がいないこの状況は案外つかれる。
不満や愚痴が自分の中に溜まる一方だ。
こういう時、愚痴る相手は降谷さんか新一か松田さんなんだけど…
仕事の愚痴は上司でもある降谷さんには言えないし…
新一にはこの前愚痴りすぎて呆れられたし…
じゃあ、残るのは松田さんかぁ。
｢そーいえば松田さんと1ヶ月以上会ってないなぁ……何してんだろ？｣
｢松田なら今日Aの家に行くって言ってたぞ。｣
｢ふ、ふ、降谷さん!?｣
休憩所のソファに寝そべっていると突如自分の顔の真上に、綺麗にパーツが整った降谷さんの顔面があった。
｢どういう登場の仕方してるんですか!?おばけ並みに怖かったですよ!!!｣
｢休憩所で寝そべるとは…もっと危機感を持て。｣
｢……私、人の気配には敏感なはずなんですけど、どんだけ気配消してたんですか。｣
｢それより、どうだ？仕事は順調か？｣
いや、それより人の質問にはちゃんと答えましょうね？
とか言ってもどうせスルーだから言いませんけど！
｢えぇ、順調すぎるくらいですよ。それより、松田さんが来るってほんとなんですか？｣
｢あぁ、連絡来てないのか？｣
｢え？連絡？………あ、携帯家に忘れた。｣
しまった、そういえば充電器に差しっぱなしだった。
｢やっぱりな。俺に連絡が来るって事はそういうことだろうと思った。じゃあ松田にはAの分も俺から伝えておく。｣
｢すみません、お願いしま……あ。｣
｢今度はなんだ？｣
｢今日は無理かも知れません。あ、お2人はどうぞ私の家使っていいので集まってください。｣
｢何かあるのか？｣
｢いや、この休憩が終わったら仕事が山のように舞い込んで来ると思うので。｣
｢舞い込んでくるってことは…自分の仕事じゃないんだな？｣
｢へ？あぁ、はいそうですけど。｣
｢ったく、Aが使えるからってあいつら怠けてるな。｣
｢え？｣
｢安心しろ。今日は3人で飲むぞ。俺も松田も明日は休みだ。お前も有給をとるといい。｣
｢はい？いや、でもまずこれから仕事が…｣
｢それは俺に任せろ。｣
……にやりと笑う降谷さんに嫌な予感しかしない。
先に謝っておきます。警備企画課のみなさんすみません。
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祐(プロフ) - Aliceさん» 誤字の報告ありがとうございます!今訂正致しました!!自分だけでは見つけられない部分もあると思うのですごく助かります。 (2017年4月4日 19時) (
レス) id: 9347eda9ce (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 37ページの最初の行も誤字です (2017年4月4日 16時) (レス) id: 1a1e66043f (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 31ページで、誤字ありましたよ。いちばんばんw (2017年4月4日 16時) (レス) id: 1a1e66043f (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - ねぉさん» 嬉しいコメントありがとうございます!!!頑張ります！ (2017年4月3日 14時) (レス) id: a14d757431 (このIDを非表示/違反報告)
ねぉ - 1日ちょっと過ぎてしまったけど、全部読みました！！コナンのトリップの中で1番おもしろかったです！続編楽しみにしてます！ (2017年4月3日 1時) (レス) id: cc3a2c5af5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祐
| 作成日時：2017年3月24日 16時
