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1人で病院行けます。 ページ30

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「犯人全員確保。今から連行します。」



無事に作戦通り敵アジトを制圧することが出来た。

だが、先輩たちは安堵の息をついている中私だけは険しい顔をしていた。



風見さんがインカムで上司と連絡をとりながら指示をとばしていく姿はまるであの時の私。

おまけに、そんな風見さんに先輩が安心した顔で“ようやく終わったな”なんて声をかけている始末だ。


もしかしてと思って敵がいそうな場所をみるけど人の姿はない。


……さすがに同じことは起こらないのか?




「どうした七瀬。なんかあんのか?」


「いえ、そういうわけじゃ……いた。」


「は?」



やはり物陰に隠れていただけで敵はまだいた。



敵の視線がやはり風見さん達の方を向いていることが分かった瞬間に、私は駆け寄り風見さんと先輩をその場から突き放した。



「なっ!?…七瀬!?何をするんだっ!!!」



そして、風見さんが立っていた場所に私が立ったところで敵は姿を現し銃をだした。

そのすぐ後に私も拳銃を取り出す。


今度はそうはさせないっ!!!




ーーバンバンバンッ!!!

ーーバンバンバンバンッ!!!


「ーーっっ!!!」



合計7回の銃声がその場で響いた。

その内の4回は私で、3回は敵のもの。



私が撃った1発目は敵が使っていた拳銃に命中。

そして残りの3発はそれよりも先に敵が放った銃弾を撃ち落とすために撃ったんだけど…


私もまだまだみたいだ。

2発は撃ち落とせたけど、残り1発は弾道を変えただけで敵の銃弾は私の腕に当たった。




「風見さんっ、はやく確保をっ!!!」


私は唖然としている風見さんを大声で動かした。

自分で確保するべきなんだろうけどさすがにこの腕じゃ無理だ。


幸い、犯人は撃ち落とされたことに驚いて固まっていた。


呆気なく捕まえられた犯人をみてようやくほっとする。


よかった、今回は死人が出なくて…。



「七瀬っ!!!大丈夫か!?」


確保を終えた風見さんが私のところに駆け寄る。


「これくらい平気ですよ。それより勝手に動いてすみません」


「……いや、お前のおかげで助かった。」


「ふふっ、それなら良かったです。」


「病院へ連れていこう。」


「いや、撃たれたの腕だし自分で行けますよ。それに風見さんはこれから報告とか大変でしょう?」


「だが…「じゃあ、俺が連れていくよ風見。」


「それじゃあ頼んだ。」



結局、先輩が病院まで連れて行ってくれる事になった。

病院くらい1人で行けるのに…

名誉の傷ってやつです。→←嫌な予感です。



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(プロフ) - Aliceさん» 誤字の報告ありがとうございます!今訂正致しました!!自分だけでは見つけられない部分もあると思うのですごく助かります。 (2017年4月4日 19時) (レス) id: 9347eda9ce (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 37ページの最初の行も誤字です (2017年4月4日 16時) (レス) id: 1a1e66043f (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 31ページで、誤字ありましたよ。いちばんばんw (2017年4月4日 16時) (レス) id: 1a1e66043f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ねぉさん» 嬉しいコメントありがとうございます!!!頑張ります! (2017年4月3日 14時) (レス) id: a14d757431 (このIDを非表示/違反報告)
ねぉ - 1日ちょっと過ぎてしまったけど、全部読みました!!コナンのトリップの中で1番おもしろかったです!続編楽しみにしてます! (2017年4月3日 1時) (レス) id: cc3a2c5af5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年3月24日 16時

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