深夜コースです。 ページ26
｢七瀬、この資料も頼む。｣
｢了解です。………あ、風見さん。そっちにある資料もう出来たんで持っていっていいですよ。｣
｢……仕事が早くて助かる。とても新人とは思えないな｣
｢……そうですか、お褒めいただき光栄です。｣
警察庁に行きたくないとわめいたあの日から時はサーっと過ぎ去って私は晴れて警察官となり、そろそろ1ヵ月がすぎようとしていた。
入庁してからは女ということで色んなことを言われるかと思ったけど、どうやらここはかなり実力主義社会らしく、人一倍仕事をはやく終わらせる私は周りからだいぶ可愛がられている気がする。
まぁ可愛がられているといっても、何かしてもらったりとかは一切なく、ただ2徹や3徹をしていたりすると割と気にかけてくれるのだ。
ある意味職場には恵まれたのかもしれない。
でも仕事が早いっていうのは、はやく家に帰りたいからなんだけどな…
｢そういえば七瀬。今日は降谷さんが来るらしいぞ｣
｢へぇ、そうなんですか。良かったですね風見さん｣
｢いや、俺じゃなくてだな……お前は嬉しくないのか？｣
｢風見さん……何度も言ってますが降谷さんと私は付き合ってませんからね!?｣
すると風見は、はいはいと言って資料をとって自分のデスクに戻った。
入庁して1番困っていることはこれだ。
警備企画課のなかで私と降谷さんが付き合ってるというありえないことになっているらしく、降谷さんが警察庁に来る時はいつも先輩たちにからかわれる始末。
｢全く…降谷さんと私がどうやったら付き合うってことになるんだか…｣
ため息をつきながら、資料作成のためにキーボードを叩く。
てか、降谷さんの話でスルーしてたけど風見さんが持ってきた仕事の数は異常すぎる
風見さん絶対私が文句言ってくると思って降谷さんの話題だしたな…
風見さんの方をみると、涼しい顔で私の提出した資料に目を通していた。
もう今日も帰りは深夜コースだ。
勘弁してくれ。だから嫌だったんだよ警察官になるのは!!!
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祐(プロフ) - Aliceさん» 誤字の報告ありがとうございます!今訂正致しました!!自分だけでは見つけられない部分もあると思うのですごく助かります。 (2017年4月4日 19時) (
レス) id: 9347eda9ce (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 37ページの最初の行も誤字です (2017年4月4日 16時) (レス) id: 1a1e66043f (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 31ページで、誤字ありましたよ。いちばんばんw (2017年4月4日 16時) (レス) id: 1a1e66043f (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - ねぉさん» 嬉しいコメントありがとうございます!!!頑張ります！ (2017年4月3日 14時) (レス) id: a14d757431 (このIDを非表示/違反報告)
ねぉ - 1日ちょっと過ぎてしまったけど、全部読みました！！コナンのトリップの中で1番おもしろかったです！続編楽しみにしてます！ (2017年4月3日 1時) (レス) id: cc3a2c5af5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祐
| 作成日時：2017年3月24日 16時
