検索窓
今日:273 hit、昨日:139 hit、合計:3,021,053 hit

説明タイムです。 ページ22

「……異世界からのトリップ?」


「はい。そうです。」



鍋を食べ終わった私達はようやく全てを話し始めたった今赤井さん同様の説明をし終えたところです。


…でもなんで、降谷さんはソファに座ってて私はその目の前で正座なのでしょうか?


傍から見たら説教みたいな形になってますけど…




「じゃあ記憶喪失っていうのは?」


「……全くの嘘です。すみません。」


「なるほどな。」


「え、信じてくれるんですか?」


「本当のことなんだろ?」


「そうですけど…」



こんなあっさり受け入れてくれるとは思ってなかった。てっきり…

“は?お前は何を言っているんだ”

とか言われるかと思っていたのに。



「それで、この世界の事を全て知っているという事は俺のことも最初から知っていたのか?」


「はい。降谷さんがバーボンと言うコードネームで組織に潜入していることも知っています。」


「………じゃあ俺がこの先の未来に起こす行動分かっていると?」


「そうですね……でも何もかも全てという訳じゃないんですけど。」


「それはどういうことだ?」




…なんて説明しよう。

この世界は漫画の世界だと言うことは降谷さんにも赤井さんにも言ってない。

ざっくりとこの世界で起きることを知っているとしか言ってないんだよね…


もうこの際、ここは漫画の世界ですって言ってしまおうかな。


他に降谷さんが納得しそうな説明思いつかないし…


言って何かが変わったとしても、まぁ何とかなるだろう。

私がいる時点ですでに色々変わっているだろうし。




「降谷さん」


「なんだ?」


「この世界が、私の世界では漫画になっていると言ったら信じますか?」


「…………。」



驚いた顔をする降谷さん。

トリップしてきたと言った時はそんなに驚かなかったくせに、漫画の世界だって話すと驚くって色々おかしくない?

まぁ、そこは置いといて…



「その漫画は1人の少年がとある理由で黒の組織を壊滅させるような話なんですよ。」


「……そのとある理由っていうのはなんだ?」


「それはお話できません。降谷さんもいずれその少年と出会って関わっていくことになりますから。」



そう言うと少しムスッとする降谷さん。

流石にそれは、見た目は子供、頭脳は大人の江戸川コナンくんです。とか言えないからなぁ


まだ降谷さんとコナンくんは出会ってないし。

私すらコナンくんは出会ってないんだから。

新一には懐かれたけど。

無力です。→←自覚はしてたつもりです。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (702 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1499人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - Aliceさん» 誤字の報告ありがとうございます!今訂正致しました!!自分だけでは見つけられない部分もあると思うのですごく助かります。 (2017年4月4日 19時) (レス) id: 9347eda9ce (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 37ページの最初の行も誤字です (2017年4月4日 16時) (レス) id: 1a1e66043f (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 31ページで、誤字ありましたよ。いちばんばんw (2017年4月4日 16時) (レス) id: 1a1e66043f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ねぉさん» 嬉しいコメントありがとうございます!!!頑張ります! (2017年4月3日 14時) (レス) id: a14d757431 (このIDを非表示/違反報告)
ねぉ - 1日ちょっと過ぎてしまったけど、全部読みました!!コナンのトリップの中で1番おもしろかったです!続編楽しみにしてます! (2017年4月3日 1時) (レス) id: cc3a2c5af5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2017年3月24日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。