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主人公はやっぱり可愛い。 ページ3

「……悪かった。」



意外とちゃんと謝る工藤新一くんにびっくり。

なーんだ、アニメを見ながら生意気だとか思ってたけど可愛いとこあるじゃん。



「あははっ、いいよ。不審者に見えるような行動してた私も悪かったし。」


「でも…」



まだバツが悪そうな顔をする新一くん。

うーん、そこまで気を遣われてもなぁ。



「いいって、君が引っ張って行ってくれたから有希子さんの罠にも引っかからなかった訳だしね?」



そういうと、新一くんはそっか。と言って少し笑った。

まぁ、この顔じゃ確かにモテるな。

新一くんのことが好きな蘭ちゃんの気持ちがすこーしだけ分かった気がする。




「でもほんとざんねーんっ。驚いたAちゃんの顔が見たかったのに〜」




そんなことより問題は新一くんよりも、この人だ。




「有希子さん…そのイタズラ心はどこかに置いてきて下さい」


「えーっなんでーっ?面白いじゃないっ??」


「「……はぁ。」」



そんな有希子さんをみて、新一君と私が偶然同じタイミングでため息をついた。


そのことが面白くて新一くんと2人でくすっと笑った。



「えっ、ちょっとまって!!なんで私より新ちゃんの方がAちゃんと仲良くなってるのよ!!!」


「母さんが、イタズラばっかするからだろ。ほら、はやく中に入ろうぜ。」


「え!?ちょっ、待って」



せっかく開放された腕がまた新一君によって不自由になる。

グイグイ引っ張られる私は、助けを求めようと有希子さんを見たけど、ニヤニヤし始めた有希子さんがアテになるはずがなかった……。



ーーーーーーーーーーー




「えっ!?俺とAさん会ったことあるのか!?」


「やはり覚えていないのか?新一。」


「Aさんは覚えてんの?」


「いや、私は記憶喪失で小さい頃のこと覚えてないんだよね。」


「あ、そーなんだ……なんかごめん。」


「あははっ、そんな顔しなくていいって!!」



なんだこの主人公。めちゃくちゃ可愛いじゃん。

……と、こんな感じで私は工藤家に招かれ、ついさっき有希子さんの作った夜ご飯を食べ終わり、リビングで優作さんと新一くんとワインを飲みながらくつろいでいます。


もちろん、新一くんだけはコーヒーです。


そしてあの有希子さんははしゃぎすぎて疲れたようでもう寝室に入りました。


やっと静かになったな。

本は読みますよ。→←死神遭遇。



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(プロフ) - Aliceさん» 誤字の報告ありがとうございます!今訂正致しました!!自分だけでは見つけられない部分もあると思うのですごく助かります。 (2017年4月4日 19時) (レス) id: 9347eda9ce (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 37ページの最初の行も誤字です (2017年4月4日 16時) (レス) id: 1a1e66043f (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 31ページで、誤字ありましたよ。いちばんばんw (2017年4月4日 16時) (レス) id: 1a1e66043f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ねぉさん» 嬉しいコメントありがとうございます!!!頑張ります! (2017年4月3日 14時) (レス) id: a14d757431 (このIDを非表示/違反報告)
ねぉ - 1日ちょっと過ぎてしまったけど、全部読みました!!コナンのトリップの中で1番おもしろかったです!続編楽しみにしてます! (2017年4月3日 1時) (レス) id: cc3a2c5af5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年3月24日 16時

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