脳細胞死にます。 ページ20
幸い鍋が作れる材料は冷蔵庫にあったため、スーパーに買いに行くということはしなくて済んだ。
切った具材をぽんぽんと入れていき、あとは火をつけるだけにして降谷さんを待つ。
てか、まだ4時なんだけど夜ご飯はやくない??
まぁ、降谷さんが食べてなかったからしょうがないか。
にしても、降谷さんがご飯をリクエストするのは珍しい。
｢というか、私が作るのが珍しい？｣
そう。降谷さんがこの家に来ると私は大体作らない。
暇なんだからおまえが作れよって??
やだよ。降谷さんが作った方が美味しいもん。
それから私の場合、“食欲＜めんどくさい”だから降谷さんが来てなくても食べないことが多々ある。
そういう人って私以外にもいるよね？
それなのに、出会った当初降谷さんにこの事をこっぴどく叱られた。
絶対私だけじゃないのになぁー
なんて言うと本気で頭を殴られたっけ。
｢あれは痛かったなぁ。｣
｢悪かったな。｣
｢え？｣
ぼそっと呟いた独り言に反応があってびっくりする。
なんでもっと普通に登場してくれないんですか
｢降谷さん…お風呂上がってたんですね。｣
｢あぁ。それで大丈夫なのか？｣
｢え？何がです？頭ですか？｣
｢いや、お前の頭が大丈夫じゃないのは知ってる｣
なにそれ、ひどくない!?
｢頭じゃなくてここ。｣
ーーぴらっ
｢はっ!?ちょっ、何するんですかいきなり!!!｣
いきなり私の来ていたパーカーを捲りあげる降谷さん。
え、ほんと何してんですか。下手したらブラ見えてたんですけど!?
｢何ってお前が痛かったって言うから心配してんだよ｣
｢痛かったのは頭であってお腹じゃありません!!!｣
｢なんで頭なんだ。俺があの時の殴ったのは鳩尾だろ。｣
｢鳩尾!?そんなとこ殴られてな……あ、そっちの話ですね。｣
なんという失態。
私はてっきり頭を殴られた時の話かと思っていたのに、降谷さんは2日前のあの時の話をしていたようです……
｢お前は一体なんの話と思ってたんだ。｣
｢いや、私は前に降谷さんに頭を殴られた時のことかと。私が3食食べないからという理不尽な理由で…｣
｢それはお前が悪いだろ｣
ーーゴツン!!
｢いったぁー!!!｣
また1発殴られた。これほんと痛いんだからね!!!
｢そんなことよりはやく鍋に火をかけてくれ。お腹が空いた｣
｢………へーい。｣
口答えしたくなったがここは我慢だ。
もう1発くらったら私の脳細胞が死んでしまう。
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祐(プロフ) - Aliceさん» 誤字の報告ありがとうございます!今訂正致しました!!自分だけでは見つけられない部分もあると思うのですごく助かります。 (2017年4月4日 19時) (
レス) id: 9347eda9ce (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 37ページの最初の行も誤字です (2017年4月4日 16時) (レス) id: 1a1e66043f (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 31ページで、誤字ありましたよ。いちばんばんw (2017年4月4日 16時) (レス) id: 1a1e66043f (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - ねぉさん» 嬉しいコメントありがとうございます!!!頑張ります！ (2017年4月3日 14時) (レス) id: a14d757431 (このIDを非表示/違反報告)
ねぉ - 1日ちょっと過ぎてしまったけど、全部読みました！！コナンのトリップの中で1番おもしろかったです！続編楽しみにしてます！ (2017年4月3日 1時) (レス) id: cc3a2c5af5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祐
| 作成日時：2017年3月24日 16時
