【名探偵コナン】トリップしても警察官でした。

カランコエ。 ページ43

｢よーしっ、これに決めたわ!!ちょっと待っててねAちゃん｣


｢はい、どうぞごゆっくり｣



そうしてレジまで向かう有希子さん。


てか、今日だけで服買いすぎだから!!


私の分とか言ってたけど後で丁重に断ろう。


有希子さんでも十分着れるし似合う服だし、むしろ私より絶対ちゃんと着こなせる。



｢おまたせーっAちゃん!!｣


｢有希子さん、買った服持ちますよ。｣


｢あら、Aちゃんたらいっけめーん!!｣


｢…有希子さん、このやり取り5回目です。｣




そう、5回目なんです。

なんでかって？


入った店全部で何かしら買うからだよ!!!


でも、大女優に荷物を持たせるわけにはいかないし。

それに私は力があるほうだし特に問題はない。




｢私が色々振り回しちゃったけど、Aちゃん行きたいお店他にある？｣


｢いえ、わたしは十分ですよ｣


｢そう？じゃあ、ちょっとお茶しましょうか!!｣




そうして、手を引っ張られ偶然近くにあった喫茶店に連れ去られた。


これは優作さん、有希子さんとのデートは大変だろうなぁ


でもまぁ、それでも可愛いと思ってしまうのは有希子さんの魅力なんだと思う。




｢ふぅー、なんかやっとAちゃんとゆっくり話せるわね｣


｢……そうですねぇ｣




ゆっくり話せなかったのは100%あなたのせいですけどね!!

そう思いながらカフェラテを口に含みながらガラス越しに外を見る。



｢……あ、カランコエだ｣


｢あら、あそこにお花屋さんできたのね。Aちゃん、カランコエ好きなの？｣


｢あー、いや、えっとまぁそうですね｣



ふと目にしたカランコエの花をみて、自然と口に出してた。

目で見たことをすぐ口に出す癖なおさないと。


いつボロが出るか考えただけでも恐ろしい。

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