【名探偵コナン】トリップしても警察官でした。

絶好調です。 ページ37

｢あ、そういえば降谷さん。昨日の夜って私、自分で寝室まで行ったんですか？｣



｢いや、俺が運んだ。｣



｢……え、ほんとですか？｣



｢こんなこと嘘ついてどうするんだ？｣




おーまいがー。

私の体重バレたかもしれない!?


……いや、そういえば病院でお姫様だっこされた時にすでにバレてたわ。




｢すみません。ありがとうございます。｣


｢どーいたしまして。……そうだA。｣


｢何ですか？運んでもらったおわびならちゃんとしますよ。この部屋の掃除とか。｣


｢それはお詫びじゃない。って、そんなことはどうでもよくて、記憶。……戻ってきてたりするのか？｣


｢!?｣




降谷さんは朝から私を驚かせる天才なのかもしれない。

朝からこんな質問がくるとはおもってなかった。




｢ま、まぁ少しずつ思い出してますよ？この部屋にいるとふと思い出したりするんですよね。｣




私すごい。こんな嘘をペラペラと。

結構自然に答えたぞ。どうだ降谷さん私も成長してるんだぞ!!





｢そうか。良かったな。けどお前、友達の事とかはまだ思い出さないのか？｣




ぎくっ。

痛いところをつかれたぞ。

元々この世界の人間じゃないから友達もいるはずが無い……よね？


しまった。その辺調べてなかった。



｢……と、友達とかはまだ思い出せなくて。携帯も拉致られた時にポケットに入れてて銃で粉々になっちゃったので。｣


｢……そうか、まぁ無理に思い出すこともないしな。｣


｢……はい。｣




今日の私、絶好調だ!!

降谷さんにこんなにキレイに嘘がつけるなんて!!



｢……まぁ、Aのことだから元から友達0人ってこともありえるしな｣



……はい？



｢それはひどいですよ降谷さん!!｣


｢ははっ、ごめんって嘘だよ｣



このやろう。やっぱこんな人嫁にはいらない。

もっと優しい人がいい!!!

信じられません。→←嫁に欲しいです。

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