【名探偵コナン】トリップしても警察官でした。

ピンチです。 ページ24

さぁピンチです。


私の第2の人生ここで終わるかも知れません。



とにかくどーにかしなきゃ。


運が良いのかこの男はそこまで筋肉質じゃない。


教官投げ飛ばせた私ならおそらくこの人も投げ飛ばせるだろう。



しかし、問題はその先だ。



投げ飛ばした後、また銃を発砲されたらたまったもんじゃない。



一般人にも被害が及んでしまう。

…いや、私も一般人か。



でも、とにかく冷静になるんだ私。

発砲されないためにはどうすればいい？



……男の銃を蹴り飛ばす。



よし。それでいこう。



私がこの男の腕から抜ければ一瞬の隙ができる。そこで銃を蹴り飛ばす。



銃を持ってないこいつ相手ならなんとかなるだろう。



よーしこれで決ーめた。



はやく、少しでいいからこいつの腕緩まないかな。





なにかきっかけがほしい。


ほら、缶がいきなり飛んでくるとか、蝶々が目の前をヒラヒラと飛ぶとかそーいうの。


こいつの目の前になにか飛んでくれないかな。


誰かお願いしますっ。




ーーバンッ。



……いや、たしかに何か飛んでほしいとはいってけど。



まさかライフル弾がくるとは私でも思いつかなかった。



だれ？



いや、そんなことを考えてる暇はない。あたしを捕まえる腕がゆるんだ。今だ。




ーードンッ。


まずは腕から抜け出し男を強く後方へ押す。


ーーガツッ！


そして体制が崩れたところで銃を蹴り飛ばす。


ーーグイッ！



そして、男の腕を掴んで投げ飛ば…

｢Don't move!!This isFBI!!!｣
«動くな!!FBIよ!!!!»



｢え？｣



ーードンッ！



男が床に打ち付けられる音が強く響いた。


ごめんなさい犯人さん。


FBIの人の声に驚いて手からあなたの腕がすっぽ抜けちゃった。


あー、そうとう痛かっただろうな。




とりあえず申し訳なさを感じた私は遠くで伸びてる犯人に手を合わせた。

FBIのみなさんです。→←またもやフラグです。

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