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危険です。 ページ29

「射撃ポイントについたぞ。」



「あぁ、そうですか。どうぞ行ってきてください。私、赤井さんの車見張っているので。」



「何言ってる。お前もついてくるんだ。」


「いいえ、遠慮させて頂きます。」


「お前に拒否権はない。」




車の助手席から、外へと引きずられる私。


拒否権ほんとないんですね…



もうここまできたらやるしかないのかもしれない。


まぁ元の世界ではバンバン射撃してた訳だし問題もほぼないはず。




「……はぁ。もう諦めます。」


「良い判断だな。」



お前が無理やり連れていくから諦めざる負えなかったんだよ!!!

とかいったら殴られそうだからそこはぐっと我慢。




「それで、何を狙えばいいんですか?」


「いや、何かを狙うわけじゃない。」


「はい?」


「俺たちがするのは犯人の足止めだ。」


「足元に威嚇射撃ですか?」


「あぁそうだ。まぁ、犯人の足を撃ってもいいんだがな。さすがにお前にそれをさせるのは酷だろう。」




そんなこと思ってくれるならまずここに連れてきて欲しくなかったんですけどね。




「……さっきから大人しいが実践で撃つのに緊張してるのか?」



「いえ、あなたに怒りと呆れを感じているんです」



「ホォー、FBIでも俺にそんなこと言うやつはいないぞ」



「……そうでしょうね。」


「まぁいい。もうすぐターゲットが現れる。用意しろ。」


「はいはい。」



私は言われた通り、ポイントにつきライフルを構えた。


ここからターゲットまで500ヤードといったところかな。


久しぶりの実践の射撃だけど威嚇射撃だしたぶん大丈夫。


仮に失敗しても赤井さんのせいにすればいい。




「…………ターゲットはあれですか。」



「あぁ、いけるか?」



数分後、ターゲットが現れた。



「余裕ですね。」



ーーバンバンっ。



ターゲットの足元にまず2発撃った。


犯人は驚いて周りを見渡している。

それからとりあえず出直そうと思ったのか、出てきた扉に手をかけようとする。



ーーバンッ



そのドアノブに私がまた1発撃ち込む。




「ったく、めんどくさいから逃げないでよね。」


「くくっ…。」


「……狙撃中に笑わないでもらえます?赤井さん。」



「いや、お前もなかなか残酷なやつだと思ってな。もういいぞ。今頃ジョディ達が周辺を包囲してるだろう。帰るぞ。」



そういって私のライフルを取り上げて車の方へ歩いていく赤井さん。


ほんと自分勝手だな、おい。

またねはありません。→←拒否権ください。



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設定タグ:名探偵コナン , トリップ , 降谷零   
作品ジャンル:アニメ
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植田紗弥 - カッコイイです。 (2019年12月16日 20時) (レス) id: 9ef00e0382 (このIDを非表示/違反報告)
友菜(プロフ) - 病人というより怪我人では? (2018年5月3日 19時) (レス) id: de628bc614 (このIDを非表示/違反報告)
ウルフ - まさか、恋人と同じ名前でしたwww (2017年10月7日 13時) (レス) id: 03694dd56f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あやなさん» コメントありがとうございます!私の語彙力はとても乏しいのでこういうコメントはすごく助かります!ありがとうございました! (2017年5月2日 21時) (レス) id: 11d1fbb973 (このIDを非表示/違反報告)
あやな(プロフ) - はじめまして!零さんかっこよすぎです....!!!あの、プロローグの「お褒めに頂き〜」のところ、「お褒めに預かり」だと思います。もしくは「お褒め頂き」とか。生意気申し訳ありませんm(__)m更新頑張ってくださいね! (2017年5月2日 19時) (レス) id: 810e1796cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年3月20日 1時

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