7 ページ10
「コウ、悪いがAを起こして来てくれないか?」
そう言われてルキくんの部屋に向かうとぐっすり眠ってるAちゃんを発見した。
朝食を食べてルキくんといなくなってから姿を見ないと思ったらこんな所にいたんだね。
ていうかずっと寝てたの?ルキくんの部屋で?
ちょっと危機感なさすぎじゃない?
今だってこーんな隙を見せて眠っちゃって…
「そんなに無防備だと、食べちゃうよー…」
耳にフッと息を吹きかけたら身じろぎしたAちゃん。
可愛いなんて思ってしまう。
顔はモデルとかに比べたらどこにでもいる普通な子。
きっとオレがこの子を気に入ったのはほかのこと違うところがあるから。
もともとオレ達を知ってたからかもしれないけど、ほかの子達と違う距離感が気に入ってるのかもしれない。
「ルキくんたちもなんだろうね〜。……さてっと、Aちゃーんお昼だよ〜」
「…んん」
ゆさゆさ揺すっても起きない。
相当疲れてたのかな?
まぁ、起きてくれないとオレが怒られちゃうし、ちょっと奥の手的なことやってみますか!
「A、早く起きないとキス、しちゃうよ?それでも起きないなら…それ以上も、ね?」
流石に起きないかなーって思ってたけどすごい勢いで起きた。
うん、顔真っ赤。
「ぅえ?…あれ、コウ、くん?」
「そ!やーっと起きたね、おはようAちゃん♪」
「おはよう…って、今のって……」
「ん?何のこと?」
「今、Aって…呼び捨て…それに…」
「気のせいじゃない?」
あくまでしらばっくれてみれば“なんでもない”なんて納得言ってない顔で言われた。
随分わかりやすい子だな。
それでいて、その場の状況理解が早い子かな。
「あ、そうそう!お昼が出来たから呼びに来たんだった!」
「忘れてたの?ていうか、お昼作るなら起こせばよかったのにな…」
「まあまあ!それより早く行こ!」
Aちゃんを連れてリビングに行けば、テーブルには既にご飯が並べられてて、いつも通りみんなで食べた。
いつも通りだけど違うこと。
それはAちゃんがいることと、彼女がいることで、いつもみたいな取り合いがないこと。
Aちゃんがきてまだ半日だけど、オレ達はかなり彼女がいることで変わったことがあるみたい。
イブではないみたいだけど、Aちゃんは、“イブに近い存在”。
なんとなく、そう感じた。
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
ラッキーヴァンパイア
無神ルキ
491人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「トリップ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
梔子(プロフ) - わらわらさん» コメントありがとうございます。行き詰まってしまっているのでたまに読み返してしっちゃかめっちゃかしてるなとはおもいます。笑 ただ、書き直すとかなり内容が変わってしまうのでもし読み進めていただけるのであればこのまま読んで頂けたらと思います (2019年1月8日 10時) (レス) id: f650fd1707 (このIDを非表示/違反報告)
梔子(プロフ) - れんすけさん» 返信遅れてすみません!もう少し文字数減らして読みやすい感覚にできるようにしてみます(汗) (2019年1月8日 10時) (レス) id: f650fd1707 (このIDを非表示/違反報告)
わらわら - 主人公イキり過ぎでしょw (2019年1月8日 10時) (レス) id: 091d3f1fea (このIDを非表示/違反報告)
れんすけ - 字が詰まってて読みづらいです… (2018年3月12日 15時) (レス) id: 4bd8d4113b (このIDを非表示/違反報告)
汐子 - まって苗字一緒www 宮野ww宮野ww (2016年10月23日 3時) (レス) id: 693e560875 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:梔子 | 作成日時:2016年5月5日 16時