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あの場所から無神家に着くのに、そう時間はかからなかった。
多分15分くらい。
「コウ…おかえり」
「遅かったじゃねーかコウ」
「コウ、その後ろの女は誰だ」
屋敷の中にいたのは確かに無神兄弟。
上からアズサくん、ユーマくん、ルキくんだ。
わかってはいたが全員かっこいい。
でも少し怖い…特にルキくん。
冷たい目で私を見ないで欲しい。
「オレたちがヴァンパイアだって知ってる子。自分で説明、できるでしょ？」
投げ出すように私をみんなの前に出した。
なんだ。、説明したら私の扱い雑じゃないか。なんて、気持ちは声に出さないでおく。
それより、もう1回言うが、これは説明して大丈夫なのだろうか。
ここまで来たらもう説明するけども。
「えっと、トリップしてきまして、コウくんはもちろん3人のことも知ってます」
「それを証明することは出来るのか？」
「証明になるかはわからないし、もしかしたら怒らせちゃうかもしれないけど…ルキくんは昔貴族だった。コウくんは昔マンホール暮らしだった。ユーマくんは昔の記憶が多分まだないのかな、アズサくんは生きてる価値を相手の暴力から感じるようになった。私が知ってるのはこうかな、おおまかにしか知らないの」
怖さと緊張からドキドキいう心臓を無視して饒舌になって話す。
終わってから彼らを見れば驚いた顔をした3人。
怒らせてないかな……。
「あの…」
「君…名前、は？」
そう言ってくれたのはアズサくんだった。
｢A、AA。高校3年生です」
はじめまして、初対面でいろいろごめんなさい
と、頭をさげれば誰かにクシャっと頭をなでられた。
顔を上げたら後ろにいたコウくん。
「嘘は言ってないみたいじゃん？よく嘘でも言って逃げなかったね」
「コウくんの性格よく知ってるから、それに嘘ついたってコウくんには見える」
そう返せば「正解。物分りのいい子は嫌いじゃないよ」と、返された。
で、その後もルキくんから質問攻めは続き、最終的にここにいていいって言われた。
「え、いいの？」
「ルキがいいって言ってんだ。素直に肯けよ」
「うん。じゃあ…さっきも言ったとおりに、みんなのこと、詳しく知ってるわけじゃない。でも、もっと詳しく知りたいって思ってる。だから、みんなのこと教えてほしい、です。今日からお世話になります」
「あぁ、よろしくたのむ」
「よろしく…Aちゃん」
「よろしくな、A」
「よろしくねーAちゃん♪」
私の新しい人生の幕開けだ。
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
ラッキーヴァンパイア
無神ルキ
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梔子(プロフ) - わらわらさん» コメントありがとうございます。行き詰まってしまっているのでたまに読み返してしっちゃかめっちゃかしてるなとはおもいます。笑 ただ、書き直すとかなり内容が変わってしまうのでもし読み進めていただけるのであればこのまま読んで頂けたらと思います (2019年1月8日 10時) (
レス) id: f650fd1707 (このIDを非表示/違反報告)
梔子(プロフ) - れんすけさん» 返信遅れてすみません！もう少し文字数減らして読みやすい感覚にできるようにしてみます(汗) (2019年1月8日 10時) (レス) id: f650fd1707 (このIDを非表示/違反報告)
わらわら - 主人公イキり過ぎでしょw (2019年1月8日 10時) (レス) id: 091d3f1fea (このIDを非表示/違反報告)
れんすけ - 字が詰まってて読みづらいです… (2018年3月12日 15時) (レス) id: 4bd8d4113b (このIDを非表示/違反報告)
汐子 - まって苗字一緒www 宮野ww宮野ww (2016年10月23日 3時) (レス) id: 693e560875 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梔子 | 作成日時：2016年5月5日 16時
