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エム猫ちゃんからAちゃんのことを聞いてからかれこれ1時間が経つ。
もちろんオレ達はじっとしてられるはずなくて、ウロウロ歩き回ってる始末。

「おい、お前たち少し落ち着け」

いつも通り本を開いて、いつも通りのトーンでルキくんに言われた。
でもそんなルキくんも開いた本のページは進んでないあたり、頭に入ってこないんだと思う。

「!帰ってきたぜ」

ユーマくんの声に振り向けば使い魔の姿。
普通の人間からしたらわかんないと思うけど相当焦って帰ってきたみたい。
それだけでAちゃんの状況は予想できた。

「クソッ…オレ、迎え行ってくる!!」
「あ、おい!コウ!!」

ユーマくんの声なんて耳に入らない。
羽織れるものを手にして車に乗り込む。
出発しようとした時ドアを開けて乗ってきたのはユーマくん。

「お前一人で行くなよ!」
「ついてくるなんて思わないし、Aちゃんひとりにするわけに行かないじゃん!」

少しイラついてるから八つ当たり状態のオレ達。
そんなオレ達のほぼくだらないと言ってもおかしくないこの口喧嘩は学校に着く頃にようやく収まった。




使い魔の案内で入った教室には確かにAちゃんがいた。
完全に気を失っててオレ達が入ってきたのにも気づいてない。

「よっ…と」
「ちょ!ユーマくんそれはダメ!」
「あ?アイツん時は何も言わなかっただろ」
「エム猫ちゃんの時はズボンだったから!Aちゃんは今スカートなんだから!下着が見えちゃ……あれ…?」

オレの目に止まったのはAちゃんの腿の所。
充血して少し赤くなってる。
それが何なのか、すぐにわかった。

「キス…マーク……?」
「は?」
「Aちゃんの腿のとこ!」

ユーマくんがAちゃんをおろして足を見て絶句する。
ユーマくんは知らないと思うけど、腿にキスをするのには理由がある。
前に仕事の時に知った。

腿へのキスは確か“支配”。

これはきっとオレ達への……宣戦布告だ。

「あんな奴らにAちゃんは渡さない」
「どういうことだ?」
「あとで説明する!とりあえず帰るの!」

持ってきた羽織りをAちゃんにかけてユーマくんに運んでもらう。

家に帰ってAちゃんのことを説明したら手を打つってルキくんに言われた。

“支配”、それが意味することはなんとなくわかる。
だからこそ、あんな奴らに渡したくない。

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作品ジャンル:アニメ
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梔子(プロフ) - わらわらさん» コメントありがとうございます。行き詰まってしまっているのでたまに読み返してしっちゃかめっちゃかしてるなとはおもいます。笑 ただ、書き直すとかなり内容が変わってしまうのでもし読み進めていただけるのであればこのまま読んで頂けたらと思います (2019年1月8日 10時) (レス) id: f650fd1707 (このIDを非表示/違反報告)
梔子(プロフ) - れんすけさん» 返信遅れてすみません!もう少し文字数減らして読みやすい感覚にできるようにしてみます(汗) (2019年1月8日 10時) (レス) id: f650fd1707 (このIDを非表示/違反報告)
わらわら - 主人公イキり過ぎでしょw (2019年1月8日 10時) (レス) id: 091d3f1fea (このIDを非表示/違反報告)
れんすけ - 字が詰まってて読みづらいです… (2018年3月12日 15時) (レス) id: 4bd8d4113b (このIDを非表示/違反報告)
汐子 - まって苗字一緒www 宮野ww宮野ww (2016年10月23日 3時) (レス) id: 693e560875 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梔子 | 作成日時:2016年5月5日 16時

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