09 ページ9
慧side
涼「伊野ちゃん、雑貨屋巡りしようよ」
翌日。
山田が俺を心配したのか、圭人に断られたからなのか
お供に俺を誘ってきた。
慧「相変わらず女子力高いな 」
涼「さ、いこいこ！」
全身黒一色なのに、山田はオシャレだ。
それに、男の俺が言うのもなんだが
山田の顔はすごく美しい。
涼「なに？俺、顔になんかついてる？」
慧「いや…イケメンだなーって」
涼「またテキトーなこと言って…」
慧「ほんとだって！」
涼「はいはい、行くよ」
むぅ…
スルーしやがった。
.
慧「SEA GLASS…？」
涼「俺の彼女がさ、よくここ来るんだって」
慧「そうなんだ」
──カラン。
山田がドアをあけると、アメリカ風な店内と、
キラキラ光るシーグラス。
それだけじゃなく、貝殻やヒトデのアクセサリーや
海に関わる雑貨が木製の棚に並ぶ。
涼「さすが知念ちゃん、いい店知ってるな〜」
山田にはドンピシャだったのか、
俺を置いてあっちやこっちの小物を手に取ってる。
えー、俺こういうの分かんないんだけど…
「何かお気に入りのもの、ありますか？」
慧「あ…はい、まぁ」
気づけば、これまたやけにイケメンな店員が
俺の隣に来ていた。
竜「ここのオーナーの上田竜也です。
ゆっくり見ていってくださいね」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 342人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Jasper
| 作成日時：2018年1月27日 9時
