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雄也side





雄「知念、涼介ってカレシの?」





侑「そ!山田涼介。この前ね、
僕にピンクのSea glassくれたの」





雄「へぇ」





侑「も〜涼介のかっこよさときたら
言葉じゃ言い表せないよね」





あー




またノロケが始まった。





こうなるとどうも止められないから、適当に
「そっかー」「へー」なんて相づちを入れながら
終わるのを待つ。






竜「雄也、ここの棚の整理よろしく」






そんな俺をさりげなく助けてくれる竜也さん。






雄「んー。じゃ、知念ごめんね」





侑「ううん、大丈夫。後で話してあげるから」






それは遠慮願いたい。





.






「おつかれ。俺仕入れ行ってくるから後よろしく」






その日もあっという間に陽が落ちて、
外の看板を" close "に代えた頃。




竜也さんは着替えてコートを羽織り、
慌ただしく出掛けていった。





雄「いってら」





竜也さんを店の前まで見送る。





竜「いってき」






──今夜は星が綺麗だ。





昼間、晴れてたもんなぁ…





「たかぎ…?」





うぅーん、と背伸びをして店へ戻ろうとすると
後ろから声が聞こえて思わず振り返った。





雄「伊野尾くんっ」





歩いて来たのか、白い頬が赤くなってる。





慧「やっぱ間に合わなかったかー」





雄「いや、どうしてもなら開けるよ!」





慧「ううん、いーの」





雄「もっと早く来てくれたらよかったのに」




.

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作者名:Jasper | 作成日時:2018年1月27日 9時

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