弐佰 玖拾 弐 ページ11
莉犬side
莉犬「俺も、一緒です!」
珠世「!」
あなたが罪を感じているなら、俺も一緒に感じます
あなたは俺の恩人だから…
鬼になっても良かったと…少しだけど
思わせてくれた人だから
珠世「っ……っ…」
珠世様は声もなく泣いていた
今まで押し殺していた感情が、いっきに溢れたようだった
願わくば…珠世様の心が救われますように
大丈夫、200年後には愈史郎がいる
きっと俺よりも愛して、俺よりもずっと長く、珠世様のそばにいてくれる
ちょっと悔しいけどね…
莉犬「珠世様…200年後、もし俺の仲間に会ったら…助けてあげてくださいね」
珠世「ええ…必ず」
珠世様は涙を流しながらも、柔らかい笑顔で俺を抱いて包んでくれた
珠世「莉犬…私も、貴方といれて幸せでした」
莉犬「っ……はい!」
珠世様は、俺の頭を撫でてから、縁壱に会釈して、竹やぶの奥に消えていった
俺は珠世様が見えなくなるまで、ずっと手を振っていた
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【作者のコソコソ噂話】
伏線回収タイム!!
・佰弐 話
珠世さんが、るぅとくん と ころんくん を助けたのは「200年後、俺の仲間を助けてあげて」
…という莉犬くんとの約束があったからでした!
・佰肆 話
珠世さんの回想シーンですが、今回の話の展開と少し違います。
莉犬くんが自分のせいで無惨を逃がしたと気にしていたので、珠世さんが少し事実を捏造したのでした。
・佰伍 話
珠世さんは、「なぜ未来に仲間がいるのか」「なぜ先の展開が分かるのか」など。
莉犬くんから明確な答えを聞いていませんでした。
珠世さんにとっても、莉犬くんの謎は多かったのです。
なので、るぅとくんに莉犬のことについて質問したのでした。
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りあころ(学校ので来てる)(プロフ) - れいなさん» 時差エグいですけど、あんまりそういうこと書かないほうが良いと思いますよ(不快にさせてしまったのならすいません)こういうのは作者様のペースでやるのが最優先ですから。何回も言いますが不快にさせてしまったのならすみません。 (10月25日 11時) (レス) @page26 id: 30e657e636 (このIDを非表示/違反報告)
れいな - 書かないんですか (8月29日 17時) (レス) @page26 id: a1b0a1bb91 (このIDを非表示/違反報告)
なずな@移行垢(プロフ) - 莉犬:全部できるよ!が何気に一番怖い...ww (2023年2月22日 16時) (レス) @page26 id: 24f39e54cf (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 弧亜(元すみれ)さん» いつも見てくれてありがとうございます! (2023年2月17日 19時) (レス) id: c905288d1d (このIDを非表示/違反報告)
弧亜(元すみれ) - 続きッありがとぅございます(泣) (2023年2月11日 12時) (レス) id: a70cb7c9e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りん | 作成日時:2022年11月24日 22時