弐佰 玖拾 話 ページ9
莉犬side
縁壱は確かに、無惨を取り込んだりいこちゃんを斬った
でももう、その時点で無惨はりいこちゃんの中にはいなかった
どのタイミングで逃げたのかは分からない
もしかしたらはじめからかもしれない
でも…間違いなく言えることは
無惨は縁壱には斬られなかった
縁壱「肉片を斬った感覚はなかった…逃げられた」
りねこ「そんな…」
珠世「もう少しだったのに……頚の弱点を克服していたなんて…」
珠世様は言葉を絞り出して、頭をかきむしった
こんなに感情を表に出している珠世様をはじめて見た
珠世「死ねばよかったのに!!生き汚い男!!鬼舞辻無惨…!!」
莉犬「！ダメです!!鬼舞辻と言っては………あれ…」
鬼は鬼舞辻無惨と言えば、呪いが発動して死に至る
はずだ……でも
珠世「死なない…なぜ私は死なない？」
莉犬「！…もしかしたら」
そうだ、思い出した
珠世様が死んでしまうんじゃないかって…焦ってすっかり忘れてたけど
莉犬「無惨が弱ったから…ではないですか？」
珠世「！…そうね、私もそうだと思います。
でもこれは一時的に彼の支配から開放されたにすぎません」
無惨が力を取り戻したら、また呪いが発動するってことか
縁壱「失礼だが…あの男について、詳しく聞かせてもらえないだろうか」
珠世「！もちろんです」
珠世様は、せきを切ったように無惨について、縁壱に説明した
そして、無惨はもう縁壱が死ぬまで姿を表さないだろうとも
縁壱「私はもう…鬼舞辻無惨を倒すことはできない。彼を倒すことに協力してもらえないだろうか」
珠世「！…」
珠世様は戸惑っていた
きっと鬼でありながら、人に協力していいものか悩んでいるんだろう
珠世「…分かりました。鬼舞辻無惨を倒したいのは私も同じです。協力しましょう」
縁壱「ありがとう」
よかった…
無惨を倒せなかったことは変わらないけど…それでも、未来に繋ぐことができれば…
きっと皆が…
りねこ「…莉犬」
莉犬「ん？なあに？」
りねこ「大丈夫か？」
莉犬「え…」
なるほど…さすが俺の分身だ
心まで見透かされちゃうか…
莉犬「ちょっとしんどいかも…血気術、もう解除するね」
りねこ「そういう意味じゃ…はぁ…。辛くなったら、いつでも呼べよ？」
莉犬「…ん。ありがと」
…ありがとね
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りあころ(学校ので来てる)(プロフ) - れいなさん» 時差エグいですけど、あんまりそういうこと書かないほうが良いと思いますよ(不快にさせてしまったのならすいません)こういうのは作者様のペースでやるのが最優先ですから。何回も言いますが不快にさせてしまったのならすみません。 (10月25日 11時) (
レス) @page26 id: 30e657e636 (このIDを非表示/違反報告)
れいな - 書かないんですか (8月29日 17時) (レス) @page26 id: a1b0a1bb91 (このIDを非表示/違反報告)
なずな@移行垢(プロフ) - 莉犬：全部できるよ！が何気に一番怖い...ｗｗ (2023年2月22日 16時) (レス) @page26 id: 24f39e54cf (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 弧亜（元すみれ）さん» いつも見てくれてありがとうございます！ (2023年2月17日 19時) (レス) id: c905288d1d (このIDを非表示/違反報告)
弧亜（元すみれ） - 続きｯありがとぅございます（泣） (2023年2月11日 12時) (レス) id: a70cb7c9e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん | 作成日時：2022年11月24日 22時
