112回目 ページ24
まふまふside
ま「…落ち着きました？」
『……はい、あの…ごめんなさい』
耳を赤くして恥ずかしがるってる…
…可愛いと思ってしまった
ま「ごめんなさいよりも…」
『あ、ありがとう…ございます…』
Aさんの部屋の前から移動して、僕たちはソファに隣合って座った
しばらく沈黙した後、Aさんが口を開いた
『……死のうとした時、まふくんの歌を聴きました』
ま「僕の…歌…？」
『言ったでしょう？貴方の歌で救われたって…
まふくんの歌で、私は踏みとどまれたんです』
一気に沸きあがるものがあって、前かがみにヘタレ混んだ
『真冬さん？』
ま「あ…いや……嬉しいんですけど…
Aさんが死ななくて…本当に良かったなって…緊張がとけたというか…」
溶ける僕をよそに、
Aさんがクスクス笑っている…
ま「笑わないでくださいよ…」
…でも、何だかはじめて見たかもな
Aさんのこんな笑顔…
『あ、そうだ…志麻くんたちにも謝らないとな…』
ま「志麻くんたち？」
『志麻くんとluzくんの居場所を探す時…2人のスマホをハッキングしたんです』
ま「え！？」
ハッキングって…
そんなに簡単にできるものなの？
ま「あ、だからあんなに早く…」
『はい…2人のスマホにGPS機能のようなものを入れ込んで…それで…』
ま「まさか今も？」
『いえ！緊急事態の時にしか！今はもう外してます』
緊急事態…
あ、僕が2人に会いたいって言ったから…
ま「すいません、僕のために…」
『いいですよそんな…それに、今回の1番の被害者は2人ですから』
ま「そうですね…僕も一緒に謝ります」
志麻くん、luzくん…ごめんね
ま「あ、そういえば…どうしてイラストレーターをはじめたんですか？」
『…ハッカーとして、最後の依頼を受けたとき、その依頼者に勧めてもらったんです。
顔は分からないけど…今では私の恩人ですね』
ま「…そう、なんですね」
何だか、心がざわついた気がした
『でも、今の会社は辞めるつもりです』
ま「え、どうして…」
『社長がうざ……じゃなくて、独立したくて』
今、本音が聞こえたような…
『それに、少しでも真冬さんと一緒にいたいですし』
ま「！？」
あれ…これって別に深い意味はないよね？
Aさんのことだし…
あれ…何で僕…こんなに顔熱くなってるんだ？
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←111回目
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 573人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
このは - 素敵なお話で続きが気になります꒰ ᐡᴗ͈ ·̫ ᴗ͈ ꒱♡更新楽しみにしてますᐢ ᴗ . ᴗ ᐢ♡ (2023年1月17日 23時) (
レス) id: dd79baa6a9 (このIDを非表示/違反報告)
瑠佳(プロフ) - すごい作品に出会いました。 ありがとうございます！後、夢主のハッカーの仕事で最後依頼してきた人ってもしかしてそらr(( (2022年12月30日 15時) (レス) id: bbfa0ea438 (このIDを非表示/違反報告)
カナデ - とても素敵な小説に出会えて嬉しいです 更新頑張ってください！ (初コメ失礼します) (2022年5月28日 14時) (レス) id: 03e4576b50 (このIDを非表示/違反報告)
三つ葉のクローバー(プロフ) - りんさん» 見に来ました〜！！夢主ちゃんの前職はハッカーだったんですね！伏線いっぱいで驚きました！！とっても面白いお話をありがとうございます！！ (2022年3月25日 10時) (レス) id: b19c11ad50 (このIDを非表示/違反報告)
しらたまさん - あ、ちなみに俺は女です（いらない情報） (2022年3月14日 20時) (レス) @page24 id: f9785f1ea6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りん | 作成日時：2021年10月30日 22時
