幼い少女の運命は双黒の出会いで変わった……【暗殺教室裏切り×文豪ストレイドッグス】

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『証拠ならこれです』

Aが出した証拠は一つの紙だった。

太宰「これは？」

『式神。あそこにいた人たちに全部つけてた、それでこの式神が』

中也「こいつらってことか」

Aは頷いた。

森「それで？その式神をどうすると？」

『こうする』

Aは式神を破った。

太宰「ちょ!!Aちゃん⁉」

『式神八重、汝の姿を現し契約を果たせ』

Aは術を唱えると、破れた式神から八重桜の樹木が現れた。

中也「これって、八重桜だよな」

『桜神社では八重桜の役目は記憶。昨日の事を記憶しているからそれを見せてくれる』

花びらが太宰たちの額に触れ、記憶を見せてくれた。

森「なるほど、この記憶に嘘は？」

『ない。八重桜は嘘の記憶を入れようとすると』

Aが八重桜を見ると、消滅した。

『こうなるから』

森「素晴らしい素質だね。咲夜君、君なら太宰君、中也君の補佐にふさわしいよ」

太宰「首領、まさか……」

エリス「リンタロウが、Aの実力を見てみたいって言ってこんな嘘の情報を渡したの」

『だと思った。ポートマフィアの首領たるもの、嘘の情報なんて部下に渡したりしないから』

森「勿論だよ」

中也「なるほどな……。もし俺達が来なかったらAを始末するって事か……」

太宰「今回は喰わされたね」

Aは表情を変えずに考えた。

(今回の件といい、昨日の神宮神社の連中といい……。一体何が起ころうとしているんだ？これは……)

『森さん、治、中也』

森「何だね？咲夜君」

『明日、桜神社まで付き合ってください』

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