第５３話 ページ6
A「歌だよねぇ･･･｣
陸「歌がどうかしたんですか？」
A「陸のセンターが絶対と考えると、最初のアカペラは陸になる」
一織「いいと思います、七瀬さんの歌は武器ですから」
A「･･･ダンスを見てもそれを言い切れる貴方の自信はどこから来るのかしら･･･
さっきの映像、センターは私だったでしょ？それを陸がやるのよ？」
陸「っ！俺があのダンスを･･･」
A「陸がやるならそれで構わない、体力的にも、精神的にも辛いならやらない方がいい」
全「！！！！」
三月「Aそれはいくらなんでも言い過ぎじゃ･･･｣
A「悪いけど、私の書いた曲を出す以上は妥協しないわ
私の歌を私以上に歌いこなす人なんて存在しない、そう思ってずっと私は曲を書いてきた
そして、私の書いた曲が、ファンが好きと言ってくれる曲になってる
意味、わかる？」
私の歌を他の誰かが歌ったら評価が下がって叩かれるなんて願い下げよ
ナギ「イエス、プリンセス、ファンに私たちケンカ売られないようしたい」
A「間違ってないけど、まぁそうね
七瀬陸、貴方はどうしたい」
陸「俺は･･･Aさんと一緒に歌いたいですっ！」
全「！？」
A「･･･まさか第３の選択肢が来るとは思わなかった･･･｣
三月「ははっ、さすが陸」
陸「ダメ、ですか？」
A「いや、ダメじゃないよ、陸がそれを望むなら応えようじゃない
ならダンスの構成が変わるね、また時間作ってもらって考えないと
じゃあとりあえず歌のレッスンしようか
隣にピアノあるからそこでやろう｣
で、全員で隣に移動･･･
部屋に入って早々、私はさっきの曲をピアノで弾いて聴かせ
A「んじゃ声だししようか」
私も含め８人で声だしをして･･･
A「陸、最初の覚えてる？」
陸「歌詞ですか？」
A「そう、音も出せそう？」
陸「はいっ！」
A「じゃあそこだけ合わせようか、最初の音これね」
１つ鍵盤を押して、陸に目配せして
〜♪♪〜♪〜♪♪♪〜
全「おぉ･･･」
A「初めてでこれは上出来、でもどんどん上行くからね」
陸「はいっ！」
さて、ここからどうしようか･･･
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作者名：さっちゃん | 作成日時：2017年1月12日 18時
