第９６話 ページ50
『華月さんっ！お待たせしました！先程到着しました！』
A「わかりました」
楽譜をまとめて誠也に渡してスタッフとミーティングルームへ
そして、渋滞で待っていた人物に驚いた･･･
A「な、なんで･･･Re:valeが･･･｣
千「仕事終わったから社長に言って一緒に連れてきてもらったんだよ」
百「そういうこと！」
『では始めましょう』
そしてミーティングは始まり･･･
始まって１０分もしないのに･･･
『では満場一致でAさんのサヨナラライブはRe:valeと最後のサヨナラライブに決定します』
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
マジで決まった･･･
しかも段取りは既にRe:valeの所の社長が既にしてたから早かった･･･
驚いた顔をしている私に
千「言ったでしょ？必ず叶えるって」
A「っ！」
百「そーそっ！Aちゃんの願いは俺たちの願いってね！」
「急に華月さんのサヨナラライブに参加したいと言われたときは驚いたが、そういうことなら是非とも協力させてもらうよ
それに君のマネージャーの熱意にも圧されたよ」
誠也「社長っ、それは話さない約束の筈ですっ！」
A「誠也･･･？」
「悪かったな、だが事実だろ？」
誠也「っ･･･内容は言わないでください｣
「わかった、まぁそういうことだ」
よくわからないけど、私の知らないところで誠也、Re:vale、そしておじいちゃんまで動いていた事を今知った･･･
そしてそれから曲目の変更、Re:valeとのコラボ曲、コラボグッズの話など、余った時間で沢山話をしてミーティングは終了した･･･
千「それじゃあA、またね」
百「またね〜、おやすみ〜」
A「またね、おやすみなさい」
祖父「それでは私も帰るよ、しっかり休むんだよ、おやすみ」
A「うん、ありがとう、おやすみ」
誠也「帰るか」
A「うん」
なんか･･･
ｷﾞｭｯ
誠也「！？どうした･･･？」
あぁ、こうやって優しく微笑んでくれるこの顔が、本当にお兄ちゃんだと錯覚しそうになる･･･
A「なんでもなーい、ただこうしたいだけ｣
誠也「そうか｣
そして私たちは家に帰り、いつもと変わらない日常を過ごした･･･
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作者名：さっちゃん | 作成日時：2017年1月12日 18時
