第５１話 三月side ページ4
ー三月sideー
A「じゃあこれ聴いて待ってて」
そう言ってナギにＣＤを渡してマネージャーを呼びに出てったA
環「なんの、ＣＤ？」
壮五「このあとAさんと新曲の打ち合わせがあったと思うから多分デモテープだよ」
陸「もう出来たんだ！俺スッゴク楽しみにしてたんだ！」
三月「俺も！」
ナギ「イエス！では流しましょう！」
ナギが準備して流れたＣＤ･･･
曲はアカペラでゆっくりと、しっとりとした曲調から始まるイントロ
サビからどんどん速く、ロックに近いメロディーに
曲が終わると
環「スゲェ･･･」
陸「うん･･･俺たちがこんなカッコいい曲歌えるかな･･･」
大和「まぁ、なるようなるさ、もう一枚はＤＶＤだっけ？」
ナギ「イエス、流しますか？」
三月「もちろん流す！」
そしてＤＶＤにはAと振付け師らしき人物とダンサー７人がさっきの曲に合わせて踊っていた
これを俺たちが踊るのか･･･
俺等向けじゃねぇだろ、むしろ
一織「絶対TRIGGERの方が似合いますね、これは」
三月「俺も思った」
大和「俺も同じ」
そう話してると
ｶﾞﾁｬ
紡「皆さんすみません！私Aちゃんとの打ち合わせ時間間違えてしまってっ！」
あぁ、なるほど、だから早かったのか
大和「大丈夫大丈夫、どっちにしろAの新曲あるならそれを覚えた方がいいしな」
三月「大和さんの言う通りだよマネージャー」
紡「ありがとうございます！」
A「じゃあ早速話しても大丈夫？」
陸「はいっ！」
A「そう、じゃあ率直に聞くわ、素直にこの曲どう思った？」
一織「･･･私たちには合わないと思います｣
三月「一織！」
いくら素直につってもそれは！
A「まぁそうなるね、それは雰囲気を私に合わせて作った物だから
誠也、これ流して」
そう言われることを前提に作って俺たちに聞かせたのか？
つーか誠也さんに渡したもう一枚のＣＤは･･･？
流れた曲は始まりは一緒なのに、ロックにならないで俺たちがいつも歌うような曲調
これは俺たちに合わせて作った曲、同じ曲なのに全然違って聞こえる
これを俺たちは歌えるのか･･･！
楽しみすぎてワクワクするぜ！
ー三月side終ー
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作者名：さっちゃん | 作成日時：2017年1月12日 18時
