第６５話 千side ページ18
ー千sideー
さて、Aはお風呂に行った
今更だけどここはAの部屋で、その本人は居ない･･･
千「百」
百「イエーイ！物色ターイム！」
誠也「やらせると思うか？」
「「えー！」」
誠也「えー、じゃないだろ」
千「触っちゃダメな所は触らないから」
百「お願い誠也さんっ！」
凄く眉間にシワ寄ってるけどそんなに見られたくないものだらけなの？
誠也「･･････はぁ、ここに並んでるクローゼットとタンスは絶対に弄るなよ」
そう言ってベッドの横を指差した
ほんとはちょっと見たかったけどまぁしょうがない
百「わーい！ありがとー誠也さんっ！」
千「ありがとう、じゃあ端から見て行こうか」
百「おー！」
窓際の方から見ていくことにして、窓際に行くと
百「パソコンデスクだね」
千「流石、次期社長、訳のわからない資料が山ずみだね」
百「千でも分からないの？」
千「僕は何でも分かる訳じゃないよ」
誠也「今見たもの他でベラベラ喋るなよ」
千「わかってるよ」
隣にはＴＶローボード、意外にもゲームが多い･･･
百「あっ、これ俺も持ってる！今度対戦してもらお〜！」
千「Aでもゲームするんだね」
誠也「元々声優だっただろ、だからアニメ、漫画、ゲームは今でも大好きだ、本人はあまり表には出したがらないがな」
百「へぇ〜！、あっ、でもAちゃんの家にはないのはなんで？」
それは思った、ゲームが好きなら自分の家にあっても可笑しくないのに
誠也「忙しくてやる時間がないんだ、それにAは『買っても飾っておくだけなんて嫌だ』そう言っていた」
Aらしいね、そういうの･･･
百「よしっ、次いこー！･･･難しい本ばっかり」
千「小説が多いね、･･･へぇ、文豪が好きなんだね、ん？こっちのカーテンのしてあるのは？」
カーテンをめくると
百「漫画多っ！しかもジャンル幅広っ！」
誠也「そうだろうな、Aは面白いと思えば百合でもＢＬでも読むからな」
「「へぇ･･･」」
今日はAのことたくさん知るなぁ
あと見てないのは誠也に止められたのを抜くとベッドだけ･･･
寝転んでもいいかな･･･
なんて思ってると
ｶﾞﾁｬ
A「お風呂お先〜」
そう言って入ってきたAの格好に僕は一瞬で目を奪われた
あぁもう、何で君はそんなに美しいんだろう･･･
ー千side終ー
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作者名：さっちゃん | 作成日時：2017年1月12日 18時
