第49話 ページ2
なにも言えないで居ると
ガチャ
A「!?」
誠也「それはまだ許してないんですが」
千「顔怖いよ誠也さん」
誠也「誰のせいだ」
A「せ、誠也、いいよ・・・私が返事をしないせいだし・・・」
千「Aのせいじゃないよ、僕が待つって言ったんだ。だからAのせいなんかじゃない、焦らないでゆっくり答えを見つけて」
誠也「・・・顔に似合わず一途だな」
千「誠也さんは一体僕を何だと思ってたのかな?」
誠也「・・・どうでしょうね」
千「間が凄く気になるんだけど」
A「と、とりあえず、包帯巻いてもらっていい?」
誠也「あぁ、悪い、今やるから」
千「ねぇ、誠也さんってどっちが素なの?」
誠也「何故でしょうか?」
千「僕にも砕けて話してほしいから、かな」
誠也「・・・本当にそれを望んでるのか?」
千「もちろん、Aに認められる前に君に認められないと引き剥がされそうだから」
誠也「よくわかってるな、Aを苦しませたり泣かせたりする奴には絶対に渡さない、どんな手を使ってでも取り戻す
それが例えAを愛していてもだ」
A「誠也・・・」
誠也「俺はもうAが悲しみ、苦しみ、涙を流す姿は二度と見たくないんだ」
千「・・・君の気持ち、確かに受け取ったよ
僕もそれを承知でAを愛すよ」
誠也「・・・ほんと顔に似合わず一途だな」
千「一言余計!」
A「あははっ、でも誠也にここまで言わせるってことは認めてるってことだよ」
千「なんか複雑・・・でも誠也さんに認めてもらえたなら良かった」
誠也「終わったぞ、キツくないか?」
A「大丈夫、ありがと」
千「じゃあ僕はAの顔も見れたことだし帰るよ」
A「泊まっていけばいいのに・・・」
千「流石にAの親に許可とってないのに泊まれないよ」
誠也「なら送ってく」
千「助かるよ・・・それじゃA、お大事に、早く治ることを願ってるよ」
A「ありがと、おやすみなさい」
千「おやすみ」
そして、誠也は千を送りに一緒に外へ
私はそのままベッドで夢の中へ・・・
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作者名:さっちゃん | 作成日時:2017年1月12日 18時