第３話 ページ4
A「誠也、社長を今夜のパーティーに呼んでくれる？一緒に万理と紡も」
誠也「かしこまりました」
ﾊﾞﾀﾝｯ
A「この一年はまだ許してね、流石にすぐ辞めることは出来ない」
祖父「わかっているよ、大丈夫、私もそんなに急かさせる訳じゃないよ」
A「ありがとう、とりあえず今年中に覚えることはパソコンにお願い」
祖父「わかった」
母「無理しないでね･･･」
A「わかってる、ママは心配性だからね」
祖父「ほっほ、そうだなぁ･･･」
ｺﾝｺﾝ
『失礼します旦那様、お嬢様方
そろそろお召し替えを』
A「もうそんな時間･･･私着替えの前にお風呂入りたいんだけどいいかな？」
『かしこまりました、すぐに準備して参ります』
母「じゃあ一旦話は終わりにして支度をしましょうか」
祖父「そうだね、私は先に会場入りしてるから二人で後からおいで」
「「はい」」
私も一度自分の部屋に戻って荷物を置いてお風呂に
ﾁｬﾎﾟﾝ･･･
A「ふぅ･･･久々だなぁ、パーティーなんて･･･」
『失礼しますお嬢様、お背中お流しします』
A「わかった」
『大きくなられましたね、お嬢様』
A「そうだね･･･あの時はありがとう」
『いいえ･･･もう大丈夫ですか？』
A「大丈夫だよ･･･ありがとう、貴女だけだった
あの時、私に話しかけてくれたのは」
そう、クソ親父に殴られたときの部屋までの帰り道、声をかけてくれたのは･･･
『貴女はこれから私たちを雇う存在になるお方、私達メイドや執事にそのような勿体なきお言葉･･･ありがとうございます』
A「･･･私は確かに皆の上に立つ存在になる、だけどだからといって私は人を見下すような存在になりなくない
私はこれまで通り皆に感謝したり、怒ったり、普通の事を普通にしたいし、言いたい･･･
それが私のやりたいやり方･･･
権力で捩じ伏せるなんて外道のすること
私はそんなことしないで、皆に私が社長になってくれて良かったと笑顔で言ってもらえるような存在になりたい･･･
ってごめんね、なんかベラベラ喋っちゃって」
･･････
A「メイドさん？」
後ろを振り向くと･･･
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作者名：さっちゃん | 作成日時：2016年12月3日 1時
