第１７話 ページ18
楽にエスコートされてダンスの輪に･･･
A「･･･やっぱり上手いね」
楽「そうか、良かった、招待状が来てから仕事の合間に三人で確認しあいながら練習したんだ」
A「だから天も上手かったのかぁ･･･流石」
楽「けど必死だったぜ？」
A「いいじゃん、結果出来てるんだから
でも踊る踊らないは自由なんだから別に覚えなくても良かったのに･･･」
楽「アイツに言われたら俺等はやるしかねぇんだよ」
A「八乙女か･･･楽も大変な父親を持ったね･･･」
楽「全くだ･･･」
「「はぁ･･･」」
同時にため息って･･･
A「ふふっ」
楽「ふっ･･･」
A「なんか以心伝心してるみたい」
楽「俺もだ」
A「私はもう父親は居ないけど、楽は･･･頑張れ」
楽「わかってる、心のそこから殴ってやりたいけどな」
A「あぁ、わかる･･･私八乙女蹴り飛ばした時スッゴくスッキリした」
楽「あの時か･･･俺もやってやりたい、はぁ･･･」
A「あはは･･･疲れたら私のところおいで、愚痴ならいくらでも聞くから」
楽「サンキュ、遠慮なく行かせてもらう」
A「待ってるよ」
そう話してるともう曲は終盤･･･
そうなると
楽「･･･離れたくない」
ｷﾞｭｯ
握ってる手に少し力が入ってそう言われ･･･
楽「Aとこうして話してると、俺が俺でいれる気がするんだ･･･天と龍といるときも俺でいられる、けど、Aは違うんだ･･･」
A「楽･･･」
楽「心の底からリラックスして、なんでも話しそうになる･･･」
A「･･･話してよ、私が全部受け止めるから」
楽「っ！･･･ありがとう･･･」
柔らかく笑う楽に私もつられて微笑んだ･･･
A「ありがとう、楽しかった」
楽「此方こそ」
？「スッキリした？」
私の後ろから声が聞こえて振り向くと
A「龍！」
楽「あぁ、ありがとな･･･龍も頑張れよ」
龍「う、うん･･･Aちゃん、一曲踊ってもらえるかな･･･？」
緊張しながら手を出す龍が少しおかしくて、微笑ましく思いながら手を重ねて
A「はい」
そしてまたダンスの輪に･･･
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作者名：さっちゃん | 作成日時：2016年12月3日 1時
