横side 417 ページ19
「泣き止んだら帰ろ」
信五は黙って頷いた。
俺は信五が袋を持ってない左手をそっと握った。
「帰るぞ」
信五の顔を見ずにそう言って、手を引いた。
信五は何も話さずに俺に手を引かれて、買ったオレンジジュースを持ったままマンションまで歩いた。
玄関の扉を開けて、部屋に入って、靴を脱ごうとしたところで、後ろから信五の両手が俺の腹に回って、動けなくなった。
「どした？」
「……お迎え…ありがと……怖かってん……」
「遅いから……気になって……1人で行くて言うてたけど……心配になってもうてん……ゴメンな……おつかいしたかったのにな……俺、途中で迎えに行ってもうたわ」
俺の背中で首を横に振ってるんがわかる。
「来てくれんかったら帰られへんかった……」
「……でもよかった……帰って来れたやん……ちゃんと買い物出来てるやん」
「ぅん……頑張ったん……1人で…」
「ぅん……偉かったな……頑張った」
腹に回された信五の手を上から両手で握った。
「侯……居らなあかん…1人嫌や」
「……うん…そっか……じゃあ今度からはまた2人で一緒に行こ」
「そうする……仲良しするぅ……」
「うん……せやな…俺らは離れたらあかんな」
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じーな(プロフ) - 華子うさぎさん» こんにちは！そうなんですよ！時間が出来てるんで、いろんな話がぶわーーーっと！！久々に進んでますね！仕事しながらですが、恐らく時間にも気持ちにも余裕が出来てるようです笑 (2019年9月5日 13時) (
レス) id: 16ef9f1163 (このIDを非表示/違反報告)
華子うさぎ(プロフ) - 可愛すぎます。ヒナちゃん『初めてのおつかい』あのテ―マソングが頭の中に流れてきそうです。緑×青で関係が出来たり、まるちゃんの思い人が解ったり、話が進んで居ますね！その先を知りたいです。 (2019年9月5日 11時) (レス) id: d000ba8c9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じーな
| 作成日時：2019年8月13日 0時
