Ep26 真実【白瀬裕大】 ページ29
全ての話を聞いて、夢の正体も分かった。
碧海くんが言ってた酷いことってこういうことだったんだ。
早「裕大！！」
すると、部屋に、光太郎くん、羅真くん、龍音くん、雨矢くん、藍谷くんがいた。
白「どうして、ここが？」
早「ごめんな、裕大。
あの、張り紙の事件のちょっと後ぐらいから二階堂を尾行してここが分かったんよ。
それを野崎さんに話したら仕方ないなって全部教えてくれたんよ。」
白「なんで野崎さんはそんなに僕達のことを…。」
野「すまなかった。裕大。
俺は最初から知っていた。あの幼い頃、俺も学校が一緒だったんだよ。
そして、ある時、二階堂が俺の家に来た。
そして、全部聞いた。
碧海はあの日から絶望の淵にいた。
そして、幼馴染が裏切り者と知って何かが壊れた。
最近、異様に二階堂と、裕大に執着しているとな。」
そうだったんだ。
何もかも覚えていない。
それで、碧海くんを苦しめてたんだ。
篠「裕大。なにも落ち込むことはないんとちゃんう？
どうせ昔なんて変わりゃせんから、今彼をちゃんと見てやったらどう？」
龍音くんはそう言って俺の頭を撫でる。
早「さてと、こいつはどぉすんの？」
二「殺人未遂の現行犯だろ。」
雨「ちょっと！僕らも殺されかけたんだけど？」
二「は？あれは血糊じゃん。」
藍「違うよ。その後。
見せかけのように埋められたあと。豊田くんにね。
まぁ、今更いいけど。」
二人はその後、豊田くんに見つからないように隠れてたらしい。
ほんとに殺される危機を感じて。
野「そうだ。智哉が目を覚ましたらしい。豊田は俺らが何とかするから会いに行きなさい。」
そう言われ碧海くんと目を合わせた。
碧「俺も行く。ちゃんと謝罪する。」
そう言って二人で久しぶりの外へ出た。
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作者名：のあ | 作成日時：2017年3月21日 0時
