違和感と親友 ページ6
「あの、さっきの人って、」
運「面識ないんや？俺てっきり知り合いなんやと思った」
「え？」
運「だって、この子起きるまで待ってあげてって、肩にあなたのお顔乗せたまま言ってて」
……え。
運「最初は彼と喋りながら待ってたんやけど、俺も次の運転があるからさすがに起きて〜と思って起こしてもうた。ごめんよ！」
ハハハ〜って、ひょうきんなおじちゃんが笑う
「えっと、ちなみに、いつから寝てたとかは……？」
運「んー？俺がミラーで見た限り、多分◯◯駅からずっともたれ掛かってたかな」
思わず、ぎょっとする
会社の最寄りから、２つ目の駅だ
てことは、かれこれ30分はその状態だったってことで。
言葉に出来ない気持ちを抱きながら
運転手さんにもう一度謝って、バスをあとにした
鞄からスマホを取り出すと
《不在着信:大吾》
3件の不在着信は、もちろん大吾だった
申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら
ここから自宅の最寄り駅までの到着時間を調べると
……あと30分後やん。次のバス来るの
どうしようもなく、ただ自分のアホさに呆れる
『ごめん、寝過ごして終点まで来た』
『ごめんほんとにごめん( ；∀；)』
そう大吾に送ると、10秒も経たずにスマホが震えた
《着信:大吾》
……気まず、
ずっとスマホ握りしめて待っててくれたんやと思うと
胸がキュッと痛んだ
こういうときの大吾は、電話に出ないと余計怒るということは承知しているので
「…はい」
大「どこでなにしてんねん」
「うん……自分でも情けないよ……」
電話越しの大吾は、おそらく外にいるようで
いつもと違う、食い気味の話し方に
思わずお父さんに怒られた学生時代を思い出した
大吾は、タクシーでそっちに行こうかとも言ってくれたけど
それはそれで申し訳ないし
なにより、色々あってただただ疲れてしまった自分が居て
「ほんとに、自分勝手で最低やねんけど、今日は延期にさせてください……」
大「……」
…まあそりゃ怒るか、自分ほんと最低、
大「…いつ」
「え？」
大「次は。明日ね、異論要らんで」
大吾にとって明日の土曜日は10ステ程当たり前にある超多忙な日でも
私が休みだから、明日なんだよね
こんなときも優しい大吾に、また胸がキュッとなる
「…ほんとに大好き、大親友大吾様ありがとう…！！」
大「はいはい」
絶対明日は奢るから！と伝え、電話を切って
バスが来るまでの20分、近くのコンビニで時間を潰すことにした
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おぜち(プロフ) - まぽさん» 分かりにくくてすみません😣💦また楽しみにお待ち頂けますと嬉しいです😭宜しくお願いします☺️！ (12月6日 1時) (
レス) id: 2f56e244ba (このIDを非表示/違反報告)
まぽ(プロフ) - 早速のご返信ありがとうございます😭✨なるほど！了解です！楽しみしています😆 (12月6日 0時) (レス) id: 3194fe305d (このIDを非表示/違反報告)
おぜち(プロフ) - まぽさん» お立ち寄りありがとうございます！嬉しいお言葉まで…😭続編ですが、只今作成中ですので、少々お待ちください🙇急いで準備しています👍️ (12月6日 0時) (レス) id: 2f56e244ba (このIDを非表示/違反報告)
まぽ(プロフ) - はじめまして！国崎さんの雰囲気がとてもリアルに感じて読んでてとても楽しいです☺️続きが気になるのですが、パスワードを教えて頂くことは可能でしょう？ (12月6日 0時) (レス) @page48 id: 3194fe305d (このIDを非表示/違反報告)
おぜち(プロフ) - 月見。さん» いつもありがとうございます😭完結まで頑張りますので、宜しくお願いします☺️ (12月5日 11時) (レス) @page48 id: 2f56e244ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おぜち | 作成日時：2023年10月27日 18時
