気づかれたジャンパー ページ30
「大吾！」
時計をみるともう23時を回ってて
夜カフェ閉店まであと1時間前
「ごめん〜気づいたらこんな時間や」
大「ん、行こっか」
じゃー俺らここで失礼しますーって
周りの芸人さんたちに挨拶していく大吾
その後ろを気配を消して静かに挨拶していく、私
国崎さんのテーブルが近づく度
心拍数が加速する感覚
次は、いつ会えるんやろ
ふと見えた楽しそうな国崎さんに
突然、寂しさが押し寄せてくるけど
何故か気分が良いのは、連絡先を知れたから
それだけやのに、またすぐに会えそうな気になれた
そのテーブルに到着して、一人一人挨拶していくと
必然的に最後が国崎さんの番で
国「またね、鼻水小僧ちゃん」
「げ！まだ言ってる」
国「うはは」
むすっとする私を見て、また楽しそうな国崎さん
国「でも元気でね？Aちゃん」
「国崎さんも、です」
国「次は飯でも行こっか、ほら永見くんも！」
大「…そうっすね、是非」
出口へ体を向けた時
大吾はピタッと足を止めて、こちらを振り返った
大「それ、返さへんの？」
指差したのは、私がすっぽり着ていたあのジャンパー
「っわ、あぶな！」
慌てて脱ぎながら、国崎さんのもとへ小走りで駆け寄る
「国崎さん、これ忘れてた」
国「あちゃー気づいたかー」
「え？」
国「次はジャンパー返して貰う会かなーって思ってたけど、さすが世の中甘くないね」
しゃーなし、貰っとくよって。へらりと笑う国崎さん
…やっぱり、こんなこと言えてしまう国崎さんは
たくさんの人にモテてると思う
この数分で何回振り回させられたんや、私は
ちょっとだけ、切ない気持ちが先立ってきたとき
伊「そこの二人、こっち見て」
相方の伊藤さんが、スマホをこちらに向けてきた
咄嗟に出たピースは、きっと今時じゃないポーズ。悲しい
はい、チーズの掛け声の瞬間、ふっと隣にきた国崎さんが
思いのほか顔を近くに寄せてくるから
それだけで息が止まりそうになる
…ち、近い、
国「あとで写真送っとくね」
「やった〜、嬉しいです」
小さくガッツポーズする私を見て、んふって微笑む国崎さん
伊「…あー、そういうことね」
ふと、伊藤さんの呟きが聞こえた
訳が分からず、国崎さんに解説を求める顔をしたら
国「無視で良いよ、こいつだいぶ変だから」
伊「あなたには言われたくないけどね？」
小気味良く話す二人が、微笑ましくて
思わず、つられて笑ってしまった
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おぜち(プロフ) - まぽさん» 分かりにくくてすみません😣💦また楽しみにお待ち頂けますと嬉しいです😭宜しくお願いします☺️！ (12月6日 1時) (
レス) id: 2f56e244ba (このIDを非表示/違反報告)
まぽ(プロフ) - 早速のご返信ありがとうございます😭✨なるほど！了解です！楽しみしています😆 (12月6日 0時) (レス) id: 3194fe305d (このIDを非表示/違反報告)
おぜち(プロフ) - まぽさん» お立ち寄りありがとうございます！嬉しいお言葉まで…😭続編ですが、只今作成中ですので、少々お待ちください🙇急いで準備しています👍️ (12月6日 0時) (レス) id: 2f56e244ba (このIDを非表示/違反報告)
まぽ(プロフ) - はじめまして！国崎さんの雰囲気がとてもリアルに感じて読んでてとても楽しいです☺️続きが気になるのですが、パスワードを教えて頂くことは可能でしょう？ (12月6日 0時) (レス) @page48 id: 3194fe305d (このIDを非表示/違反報告)
おぜち(プロフ) - 月見。さん» いつもありがとうございます😭完結まで頑張りますので、宜しくお願いします☺️ (12月5日 11時) (レス) @page48 id: 2f56e244ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おぜち | 作成日時：2023年10月27日 18時
