沖縄�� ページ30
「あの…」
もうなにも理解できずに固まってしまい
とにかく弁解しやんと、
そう思い、恐る恐る声を絞りだす
「どした？」
って、首傾けて
優しく待ってくれる堂前さん
というか
俺も知ってる、ってどういうことなんやろう。
そっち先聞くべきか？
…いや、とにかく先謝らんと。
「…どちらさんですかって、私聞いたじゃないですか」
「ほんとにごめんなさい！！
…その、けっこう、堂前さんのこと知ってます、知ってしまってます…」
むちゃくちゃぎこちなく、絞り出した言葉
あかん、もう嫌われてしまった
こんな状況で、大好きだった堂前さんの顔なんて見れなくて
恥ずかしさとやるせなさだけが私の心を埋め尽くした
意味分からん、自分
自ら墓穴掘って、自分で弁解してさ。
「はぁぁぁ〜…」
思わず出たため息混じりの声と共に
すべて、耐えられなくなって、その場にしゃがみこんでしまう
こんな出会い方なら、普通にファンでしたって。
最初から言えば良かったんや
腕を抱えてしゃがみこんで、
俯いた視線には、乾いた砂浜
堂前さんはなにも言わない
なにか言ってよ、なんて
大好きな人なのに、心でそう八つ当たりしてしまう
そんな自分も嫌になって
あかんな、ほんとに泣いてまいそう
そのとき
ジャリ、
ニ、三歩歩く音が聞こえて
目の前でそれは止まり
…顔あげなくても分かるよ
堂前さんが、私の目の前で立ち止まってる
そして
その人がしゃがみこんだことを、ポキって鳴った膝の関節と擦れる服の音が教えてくれて
きっといま、ものすごく、見られてるよね？
こうなると、さすがに顔上げへんわけにもいかず
恐る恐るゆっくりと目線を上にあげると
ばちっと合う優しい視線と、そして
堂「…ごめんな？俺も知ってるんよ、Aちゃん」
「…はい？」
不意に呼ばれた名前が
自分の名前と理解するまで、少し時間がかかった
堂前さんは
ニコニコ……いや。
ニヤニヤしながら、
私の驚く顔を楽しそうに覗き込んでいた
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ののの(プロフ) - おぜちさん» うわぁぁぁあ！！！！最高です💕分かります…🥹 (2023年5月3日 23時) (
レス) id: 6f2b81bad4 (このIDを非表示/違反報告)
おぜち(プロフ) - のののさん» さすがのののさん！最高ですそれ！そんなん絶対やめてくれよ、と嘆く阪本さんと、エエんちゃう？なんでも、と半ば楽しんでる堂前さんが浮かびます…笑🤣 (2023年5月3日 0時) (レス) @page40 id: 2f56e244ba (このIDを非表示/違反報告)
ののの(プロフ) - おぜちさん» 結果。どちらも結ばれて欲しいという欲が勝ちます…！毎回お話が最高すぎます♥️ (2023年5月2日 23時) (レス) @page40 id: 6f2b81bad4 (このIDを非表示/違反報告)
おぜち(プロフ) - 名無し89008号さん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます！作者自身揺れに揺れてますが…笑 何卒よろしくです！☺️ (2023年5月2日 11時) (レス) id: 2f56e244ba (このIDを非表示/違反報告)
名無し89008号(プロフ) - このお話だいすきです更新楽しみにしています^_^ (2023年5月1日 23時) (レス) id: 4909c7bdac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おぜち | 作成日時：2023年2月27日 20時
