さんかくと仲良くなった結果。【斑鳩三角】

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翌日


休みを貰うために連絡をすると、いつも頑張ってるから特別にと有給を貰えた。



そんな事あるのかとも思ったが、まあよしとしよう。




「おやすみになった？」



「なったよ」



じゃあ今日もAといれるね、ってむふふと笑う彼



相変わらず可愛い。
寝癖ついてるし、天使か。



＿＿



朝ごはんを食べ、その後「今日お稽古ある」


と言い出した三角くんと寮間で一緒に行くことに。


「お稽古みてくれる？」


「いいよ」



やったー！と喜ぶ三角くんは、私と繋いでいる手をブンブン振りながらさんかくの歌を歌い始めた。


えっ可愛い。



そうしてるうちにこの前お世話になった寮につき、たっだいまー！と元気よく中に入っていく三角くん。


そんな彼の後ろをそっとついて行くとまたまたお世話になったいづみさんが私たちを出迎えてくれた。



「三角くんおかえり！お泊りどうだった？」


「んふふ、たのしかった〜！」


「それは良かった！！」


ハイ稽古するよ！と元気よく拳を作りながらフンフンするいづみさん、とても可愛い。心肺停止しそう。


「A、」


「ん？」


「ん〜っ」


「？！」


「へへ、準備してくるね」


「ぉ、ぉぅ…」



いづみさんに見とれてぐへぐへしていると三角くんにちゅっと唇を奪われる。



お、おま…どこでそんな技…



一部始終を見ていたいづみさんは興奮したようにキャーッ！と叫び私にとてつもない速さで駆け寄ってくる


「Aさん！」


「へい？！」


そして肩をがっつり掴み、前に後ろにブンブン振られる


待って。酔うから。



何があったんですかーー！！！とテンションMAXで聞かれる、いやちょっと落ち着いて…。



あががが、となっている私と鼻息荒くなっちゃったいづみさん


どういう状況なのこれ？



ちらりとドアの方を見るといづみさんを見ながらハアハアしている真澄くんを発見した。


カントク、可愛い…

って相変わらず言ってる。


君も変わらんね、安心したよ


でも止めてくれないかな。可愛いって思うなら止めて(？)





がくがく揺さぶられること３分。



今日はお仕事がお休みらしい茅ヶ崎さんが談話室やってきた。





そして一言



「あれ、朝帰りなんだ」



それを聞いた途端いづみさんは更にキャーーッ！！と叫び頬を赤く染める。



いや確かにそうなんだがね！

確かに朝帰りなんだがね！！


キッと彼を睨むも楽しそうに笑っている


こいつ…謀ったな？

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