さんかくと仲良くなった結果。【斑鳩三角】

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それから、駅まで送り届けると帰りたくないと駄々をこね始めた三角くんは私の家に泊まると言い出した。



明日も仕事だよ、と言うとヤダ、と。



本当はダメだけれど、明日朝一番に会社へ電話して休みを貰おう


有給使えるかな……。



ダメなことだとわかっているのに、私の体はもう休む気満々で


ついさっきまで仕事しなきゃとしか思ってなかったのに、三角くんと一緒にいたいと叫んでいる。



「ふふ、しょうがないなぁ」


いいよ



そう言えばパァっと顔を輝かせ「ありがと〜！」と笑う。




手を繋いで、私の家まで向かっている時
三角くんは眉を少し顰めて私に言った



「ここ、なんかこわーい感じ。危ないね……？」


ムッとしながら私の手をふにふにしてあたりを見渡す彼はなんだか可愛い番犬みたい。


「ねぇ、A」


「なあに？」


「ここ危ないから今度からおれと一緒に住も？」


「……ん？」


「寮の、おれの部屋」


「同棲……？同居……？」


「うん、カントクさんにもちゃんとおっけーもらった！」



果たしてそういう問題なのだろうか……。



確かに一緒にいれる時間が長くなるという点ではとても嬉しいけど。

「おれと住むの、いや？」


「いやじゃない」


即答である。



いやこんな可愛いこと言われたら即答でしょって。


「ここ、やなかんじだから……Aの次のお休みの時お引越ししようね！」


「んえ？！」



だがしかし急である

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