アイスティーの氷 ページ22
「…ねぇ、せんぱい。」
「ん〜？」
「……先輩はもう、恋、しないの、」
目を見れなくて、パフェのいちごを見つめながら聞くと、少し息を飲んだ音がした。
「………苦しいのは、もう嫌だ。
……離れる恋はしたくないな。」
それはつまり、男同士ってのを暗に否定する言葉であって。
「…先輩は、それで、いいんですか？」
「いいよ。」
「なんで、」
「だって、フツウの男の人は、仕事して、ステキだと思う女性と結婚して、家庭を持って、子どもと奥さんのために頑張るのが、幸せなんだよ。
…おれがそれを邪魔しちゃダメなの。でも……いつか捨てられる恋は、苦しいから。」
カラン、先輩が飲んでいたアイスティーの氷がなる。
「……もう、」
「…もう？」
「…いや、なんでもないよ。
…この後どこ行こっか？」
無理やり声を明るくして聞いてくる先輩。
……俺がこうしちゃったんだから、仕方ない。思ったら即行動が俺のモットーなんだから。
これ以上掻き出さないで、と目で訴える伊野尾先輩を無視して口を開く。
「…せんぱいの、思い出の場所がいい。」
思い出を塗り替えるなら、塗り替えられるとこまで塗り替えてやる。
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ふるは(プロフ) - やまいの。カップル本当に本当に最高です。読ませて頂きましてありがとうございました。荒んだ心がフンワカになりましたー。幸せすぎた。 (2019年2月18日 11時) (
レス) id: df18d22876 (このIDを非表示/違反報告)
酢雨(プロフ) - 翠羽さん» ありがとうございます！他の作品の更新も頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします！！ (2016年12月16日 19時) (レス) id: 6fbaab6cd7 (このIDを非表示/違反報告)
翠羽(プロフ) - 文章や台詞がすごく綺麗で、どんどん読みたくなって、3回ぐらいは読み直しました、(笑) 酢雨さんの小説が大好きなので、これからも更新楽しみにしています！ (2016年12月16日 19時) (レス) id: 69b0673946 (このIDを非表示/違反報告)
酢雨(プロフ) - 桜夜兎。さん» 実は下ネタ言わせるのは好きだけど裏書くのは苦手だったりね()クリスマス頑張るわ！ (2016年12月16日 16時) (レス) id: 6fbaab6cd7 (このIDを非表示/違反報告)
桜夜兎。(プロフ) - 酢雨ちゃんとしては珍しく、下 ネタもおせっせもなくてビックリしてます笑笑 純情すぎて真っ白なオーラを見にまとってそうな伊野尾さんのお話、すっごく楽しかったです。笑 クリスマス企画、頑張ってね！ (2016年12月15日 23時) (レス) id: bb6028a314 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：酢雨 | 作成日時：2016年11月27日 11時
