世界的スターの日常

＊お世話係誕生 ページ24

私はデビュー準備期間から作詞作曲を学んでいた。作詞は苦手で、ありきたりな歌詞しか書けない事も多かった為、主に作曲に力を入れていた。

作曲する時はバーってアイデアが降ってくる事が多い為、よく作業部屋にこもる。
あの頃はまだ事務所に入りたてで、メンバー以外誰とも仲良くない時期やったねそういえば笑



-作業部屋(デビュー前)

んーここをもうちょい音上げたほうがいいかなぁ‥ここもあげるか


inレッスン室
りさ「あれ？Aは？」

かのん「ウチが朝来た時にはおったで。作業部屋こもってる」

はるか「えっ！もう夕方なるで！朝からずっとこもっとん⁉」

O:とおる「おつかれー。これ差し入れ」

ドミエル「お疲れ様です！」

めい「すみません、差し入れありがとうございます‥」

O:とおる「あれ？Aちゃんは？」

こと「それが、朝からずっと作業部屋にこもりっぱなしで‥」

めい「おそらく今日調子良くてアイデアがずっと出てくるからやと思いますけど‥」

O:とおる「誰も呼びにいかんかったん？」

かのん「A作業中に誰か入ってくるのすごい嫌がってて、私達もなるだけいかないようにしてるんです」

りさ「帰る時にはそろそろ帰るよーって声かけには行くんですけど‥」

O:とおる「んーそうなんか‥俺一旦覗くだけ覗いてくるわ」

みゆう「たぶんAの作業部屋にいる思います。」

O:とおる「はいよ〜」


in作業部屋
おしっ、Aメロはこれでいいか、うんうんいい感じやん♪

あとはBメロやな〜どーすっかな？

ガチャッ
O:とおる「Aちゃんおつかれー」

これもええなぁ‥いや、こっちの方がええかな？

O:とおる「Aちゃーん？おーい見えてるかー？笑」

集中してて全然気づかなかった私の目の前でトオルさんが手を振り出した

you「うわっ！びっくりした‥心臓止まるか思た‥」

O:とおる「ごめんごめん笑 一応ノックもしたし、声もかけてんけど笑」

you「こちらこそすみません(汗 気づきもせずに‥えっと、どうかされましたか？」

O:とおる「ん？あー、いや、さっき練習室覗いたらAちゃんだけおらんかったから笑」

you「あ、なるほど‥」

O:とおる「聞いたで？朝からずっとこもってたんやって？ご飯は？ちゃんと食べたん？」

you「ご飯‥」 ぐぅ〜〜you「あ////」

O:とおる「え、何、いつから食べてないの」

you「えっと‥昨日の夕方にここ来たんで、そっから食べてないんですかね‥？え、丸一日やん‥」

O:とおる「よし、飯行くぞ」

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