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しずと筋トレを始めて2週間。
ちょっとだけわたしの体重は減っていた。
しず、帰ってくるの遅そうだし先にお風呂入ろ〜
ルンルンでお風呂に入っていると。
ガチャッ
しずがお風呂に入ってきた。
「ねえ、今わたし入ってるんだけど。」
閑也「えーだって俺ダンスレッスンしてきて汗びっしょりなんだもん。いいじゃん。一緒に入ろ。」
風呂に入ってきている時点でもう拒否権はないと悟った。
…………え?しず、もしや腹筋割れてる………
閑也「なんで俺の裸みて固まってんの笑」
「え、だってしず、腹筋割れてきてるよ!」
閑也「そうそう、最近ちょっと割れてきたんよ。」
「触っていい?わーすごーい!かたーい」
閑也「ちょ、お前くすぐったいからやめろ笑」
「しず、毎日頑張ってるもんね。すごいよ。」
閑也「Aが一緒に頑張ってくれてるからだろ。お前もちょっと痩せたじゃん?」
「え、わかる?そうなの!」
閑也「ま、痩せてても太ってても可愛いけどな」
なんか、しずが良い身体になってきたのは誠に嬉しいんだけど、これを世の閑也ファンが見ると思うと複雑…
なんなんだろ。応援してあげなきゃなのに。
やだなんで、泣きそう。
閑也「何怖い顔してんの。って、え、泣くなよ。どうしたの急に」
「なんでもない…」
閑也「なんでもなくないでしょ。」
「しずのファンの人が喜ぶなと思ったら泣けてきただけ。」
閑也「ファンに嫉妬してんの?」
「……………」
閑也「可愛すぎかよ。俺が筋トレしてる理由、もちろんファンのみんなに喜んで欲しいからっていうのもあるけど、お前が増量を指摘したことに焦ったからだからな!Aのためにしてんの!」
「……そうだったの?」
閑也「減量メニューとか出してくるし、痩せて欲しいのかと思ったんだけど。」
「わたしはしずがマシュマロでも板チョコでも好きなの。わたしが減量しなきゃって思ってたの。」
閑也「お前本当可愛いな。俺もお前のこと好きだよ。マシュマロでもなんでも。」
「や、さすがにマシュマロは卒業するわ」
閑也「ムード壊すなよ。笑」
「普通にここにい続けたらのぼせるよ!上がろう!柔軟しよ!」
閑也「コーチングしてあげる。笑」
「いや、いい、自分でやる!」
2人とも脱マシュマロボディー計画には成功したけど、する必要があったのかは謎。
ただひとつ、分かったのは、一人だとめんどくさいことも二人一緒なら頑張れちゃうってこと。
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作者名:るるる | 作成日時:2020年12月21日 23時