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大きな音がする度に、震えるドヨンと、近くなる距離。
ドヨン「鳴り止むかな、」
「どうだろね。」
ドヨン「小さい頃から苦手だったんだよね雷。」
「そうなんだ。意外。」
ドヨン「Aは平気だった？」
「ん〜小さい頃は怖かったかも。でも慣れた。」
ドヨン「慣れたのか〜すごい。」
「カーテンも閉める？さっきから光る度に身構えてるでしょ？笑」
ドヨン「バレた？」
「うん。バレバレ。」
ドヨン「Aは座ってて。俺が閉めてくる。」
「ん。ありがと。」
ドヨン「そろそろ明日になっちゃうね。」
「ほんとだボーッとしてたら時間たつの一瞬だわ。寝る準備しなきゃね…」
ドヨン「これ鳴り止まなかったらさ、今日の夜ずっと一緒に居ていい？」
「全然良いよ。枕持って来な。」
ドヨン「うん。」
「電気消す？」
ドヨン「光るね。」
「やめとくか。」
ドヨン「うん。」
「笑笑」
怖がりで可愛いな。
ドヨン「笑わないで。」
「ごめん。」
ドヨン「やっぱり消す。」
「おっけぃ」
⚡️
「わ、光ったっ」
ぎゅっ、
⚡️
「わぁまた光ったね〜」
ドヨン「言わないでって、」
「ねぇ私の枕占領しないでよ笑笑私ベッドから落ちるじゃん！」
ドヨン「Aが悪いねどう考えても。」
「取り敢えず自分のとこ戻って？」
ドヨン「ん…」
少したつと外が静かになった。
「ねぇもう雷鳴らなくなったんじゃない？雨も弱くなった。」
ドヨン「そうかもね…」
「起きてるなら自分の部屋戻る？」
ドヨン「ううん。」
「まだ怖いの？笑」
ドヨン「違う。それはない。」
「だったら何？」
ドヨン「今日はAと寝るって決めた。」
「私が狭いな…って言ったら？」
ドヨン「くっつけばいい。」
「それも窮屈だなって言ったら？」
ドヨン「嫌って言う。」
はぁ…手強い。
「じゃあもうご自由に寝てください、おやすみ。」
ドヨン「はーい。おやすみ。」
そのまま私はドヨンに背を向けて寝た。
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作者名：Water | 作成日時：2023年11月7日 23時
