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「あれA、眼鏡は？」
と、授業が始まる前、先生が聞く。
事情を説明すると、
「この文字見えるか〜」
って視力検査が始まり、
たどり着いたのは教卓の真横。
私、とっても目が悪いのです。
目立つけど、勉強のためなら我慢。
なんとか授業を乗りきり、掃除の時間。
教室から廊下へ出ようとすると、
背中をﾄﾝﾄﾝとたたかれた。
「ん？」
振り向くと
ジョンウ「眼鏡どうしたん？」
「あ〜、壊れた。」
ジョンウ「っ、眼鏡してないのも可愛いな。」
え、へ？ん？
気づいた時にはもうパクジョンウはいなかった。
なんか…心臓が、おかしい。
顔が…あつい。
クソッ、あのパクジョンウに私がドキドキするなんて。
あいつ、眼鏡してないの"も"って言ってたよね
あぁぁぉぉぉぁあ！
なんで…
なんで、ただのパクジョンウの慰めの言葉か、お世辞なのかにこんなにも惑わされなきゃいけないの？
神様席離してくれてありがとうございます。
しばらくあいつのことは考えたくないです。
それからパクジョンウとは全然関わりがなかった。
あいつは相変わらず皆からからかわれて。
私は陰で眼鏡女子をする。
「今日は今度の修学旅行の班を発表しま〜す！皆揉めないように先生が決めました〜！順番に見て〜！縦一列が同じ班だから間違えないように〜！4人班で〜す！」
私の名前、見つけた。
あいつの真下に。
まじか…
夢であってくれ…
「はい！班で集まってください！」
👨「お、ジョンウ一緒〜やった！」
「お前と一緒とはなぁ〜」
👨「嫌じゃないだろ？」
友達と肩を組んで私の班に歩いてくるパクジョンウ。
こんなにも意識してるのは私だけなんだろうか。
ジョンウ「Aがいたらもう安心！俺ら勝ち組じゃね？良かった！」
そう言って久しぶりに私の名前を呼んで、友達と話してるはずなのにちらっとこっちを見てにこっと笑ってくる。
辛い。
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作者名：Water | 作成日時：2023年11月7日 23時
