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すぐに電話をかけた。
ジュンギュ「もしもし〜」
「リハーサル中にごめん。間違えて違う部屋に荷物おいた？」
ジュンギュ「え？自分の部屋においたはずだけど？ちゃんと置いてあったでしょ？」
「え、私の部屋に？」
ジュンギュ「うん！」
「一緒の部屋なの？」
ジュンギュ「そうだよ〜！あ！鍵持ってきちゃってさ、コンシェルジュさんに開けてもらったでしょ？ごめんね〜。外出れないけど後で一緒に出かけよ〜！」
そっか、そういえば入り口で鍵貰わなかったっけ。
そこからおかしかったんだ。
外出れないって、まぁいいけどさ。
ジュンギュ「もしかしたら遅くなっちゃうかもしれないけど、寝ないでね〜。」
「なんで？」
ジュンギュ「外に散歩行って〜、帰ってきた後は〜分かるでしょ？笑」
はいはい〜と分からないフリ。
「誰が一緒の部屋にしたの？」
ジュンギュ「スタッフさんに頼んだら、いいよ〜って言ってもらった〜！」
おい、スタッフさん、目撃されたらどうするんだ。
なにも一緒の部屋にしなくても。
同じホテルってだけで良くなかったですか。
そりゃね、ずっと一緒にいれるのは嬉しいことこの上ないけど。
「分かったよ、リハーサル頑張ってね。」
ジュンギュ「うん！」
「ただいま〜！」
帰ってきた途端、寝たフリをした。
しないでと言われたらしたくなるのが私だ。
「うぉ、寝てる〜？」
落ち込んだ雰囲気はなく、浮かれた声だった。
しばらくすると、だる着に着替えたジュンギュがベッドに乗ってきた。
「寝ないでって言ったのに…」
よし、ちゃんと騙されてる。
横向きに寝ている私の向かい側で、私の顔を見つめているジュンギュが想像できて笑ってしまいそうになった。
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作者名：Water | 作成日時：2023年11月7日 23時
