愛の輝き④─취향저격─ (ページ10)

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底なし沼ページ10

底なし沼
#🦁#🐰#🐮

ジェヒョクside

「おねぇさん1人？」

「僕さみしーの。」

👨「○○～！」

👩「ごめんなさい。」

あぁこの人も、1人じゃないんだ…

1人なのは僕だけなの…？

あ…あの人、

橋のところで缶ビールを片手に風にあたっている女の人がいた。

あの人なら…

その時肩をトントンと叩かれた。

👩「ねぇ君1人？」

香水の匂いがツーンと鼻の奥まで入ってきた。

やだ、

👩「一緒に楽しいところ行こうよ。」

腕を掴まれて、僕の身体はその人に連れていかれそうになっている。

嫌、

だけど、もう、いいかな、

僕なんてどうなっても。

👩「ね？行こっ！」

僕のことなんて心配してくれる人いないし。

それにこれが僕の望みだったじゃん。

向こうから声かけてもらえるなんて、僕もやるね。

👩「名前何て言うの？」

「ユ、」

👩「ユ？」

こういう時は違う名前を言った方がいいのかな。

「ユウ…、」

👩「ユウね！じゃあ行こっか。」

「え…っとどこに…？」

👩「そんなの決まってるでしょ？」

女の人の目線の先には…飲食店が並ぶ場所よりもっとキラキラした場所だった。

「あ…えっと…やっぱり、」

無理だ

僕にはこんなことできない。

👩「大丈夫だって！」

「ごめんなさい！」

僕は最後の力を振り絞って腕を掴む手を振り切って全速力で走った。