愛の輝き④─취향저격─ (ページ23)

今日:13 hit、昨日:98 hit、合計:12,828 hit

｜ページ23

╳╳╳╳╳╳╳╳╳╳╳╳╳╳╳╳╳╳╳╳╳╳╳╳╳╳

ヨシside

①Aの髪色がピンクになった日

『良いでしょ？ヨシさんと似てるの。』

俺を見上げるキラキラした目。

『…俺が赤やからピンクにしたん？』

『ん…ちょっと、参考にはした、』

恥ずかしそうに下を向きながらそう言うA今すぐに抱き締めたい衝動にかられたけど、視界からAを消して抑え込んだ。

『なんなんほんま…』

無意識ひとたらし…

俺が色落ちしたらさ！
ピンクになるやんか！
そしたらAとお揃いになる！
真似するとかじゃなくて！合法的にお揃い！
無理！そんなん無理！

スマホのメモに金本Aなんて打ってみる。

あー早く俺のもんにしたい。

②
ハルトが
『Aさんにコーラ奢って貰ったいぇーい！』

とか言ってくるから
聞いてみたら

なんか俺には特別プレゼント用意してくれちゃってるしコーラなんかの何億倍も輝いてたし、何よりもあのプレゼント！って嬉しそうに出してきてくれた時の顔！可愛すぎた。

バレないようにつけるね、なんて。

俺のこと何とも思ってへんかったらさ、俺に似てるキーホルダーなんてつけへんよな？

後でお礼にネックレスをプレゼントした。

ネックレスにしたのも意味があるんやけど、それには気づいてないやろなあ…

恋愛を知るために始まった恋愛体験。

それのおかげでかけた歌詞は見返してみると、好きを伝えられないまま爆発しそうな俺の気持ちがそのままぶつけられたどこにも出せない言葉ばかりで、結局封印した。

『歌詞見せてよ。私見せたじゃん。』

『無理！』

『じゃあどういう歌詞なの？』

『Aのことが好き～っていう歌詞。』

『……ふ～ん、』

『歌詞じゃなくても俺全部口で言うけど聞く？』

『いいや、』

『え、なんで』

『毎日のように聞いてる気がする。』

『Aの笑った顔も、拗ねた顔も、俺のことからかう顔も、……『分かったから、』

『全部愛してるから。』

『ん。』

『冷たいところも。』

『はいはい、』

『こんな俺、嫌？嫌い？』

『なんでそうなるの。』

『じゃあ何、』

『ヨシくんと同じ。』

『俺のことめっちゃ好きやん笑笑』

『好きで悪かったですねー』

『悪い子は今日俺とずっと一緒にいてもらいまーす。』

『苦しいから離して。』

『A、こっち見て？』

おとなしく目閉じてくれるところも好き。