愛の輝き④─취향저격─ (ページ22)

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『Aといっぱい話して、いろんなとこ行って、幸せな思い出いっぱい作ったやん？』

『うん、』

『それがしんどくてさ、』

『え…』

『最近Aの笑顔も声も全部、あかんくて、』

目がうるうるしてきたと思えば上を向く。

泣くほど、私のこと嫌だったの、

それなら早く離れたかったよね

『気持ち我慢しなあかんのきつすぎて、』

『ヨシさんごめん、今日で終わりにしよ。私もう、』

これ以上聞きたくない。

『待って、違う、』

『違うこと無いよ、ずっと我慢させてたの申し訳ないから。』

『行かんといてっ(涙)』

気づけばヨシさんに抱き締められていた。

？

なに？

『俺Aが好き。』

『へ？』

『気持ち伝えたら俺たち終わっちゃうからずっと我慢して、でもどんどん好きになるし、どうしたら良いか分からんくなって、』

『でも、ダメじゃん』

『ダメ、じゃなくて、Aは？俺のことどう思ってる？』

『ヨシさんのこと…』

『振るんやったらちゃんと振って、』

『好き、かな。』

『え…』

『でも、今日で私達』

『A、俺と付き合って。許しはもう貰ってきたから、』

『え？』

『友達じゃなくて、Aのことが好きやからって言ってお願いしてきた…』

『ほんと？』

『うん、』

『ヨシさん、』

『さんはやめて。ヨシって呼んで。』

『ヨシ、』

『…』

『やっぱヨシくんで。』

『まぁ…許す。』

『ヨシくん、これからもよろしくお願いしますっ。』

『A～(涙)』

会社の廊下で抱き合う2つのピンクの頭。
その2つが1つに重なった───