愛の輝き④─취향저격─ (ページ20)

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『俺のこと見てた？』

『え、こんなとこ来ていいの、』

『大丈夫、皆今休憩中やから。あっちにいる。』

『俺以外のメンバー好きになったらあかんで』

『へ…？』

『ハルトばっか見てたん俺ちゃんと気づいてんで。』

『あ…』

て言うか

『その前にヨシさんのことも好きになったらダメじゃん。』

そう。私たちの恋愛体験。

最初の条件が、本当に好きになってはいけない。

終わりが来たら、全て無かったことにすること。

もしこれが守れないなら、すぐにやめること。

『そうやった、笑』

『そうだ、私最近良い歌詞がかけたの。』

『俺のおかげ？』

『うん。多分。』

『俺はまだやわ…』

『私じゃ、だめだった？』

『は、//』

一瞬驚いた顔をしたヨシさんはくるっと後ろを向いた。

『えヨシさんどこ行くの急に』

『ごめん呼ばれた！』

呼ばれたか？私何も聞こえなかったけど。

ヨシさんはそれからそういう行動が増えた。
謎なのだ。

①私が髪色を変えてから初めてヨシさんに会った日。

『どう？似合う？』

『ピンクにしたんや！』

『うん、良いでしょ？ヨシさんと似てるの。』

『…俺が赤やからピンクにしたん？』

『ん…ちょっと、参考にはした、』

『なんなんほんま…』

『え、』

機嫌損ねた？

真剣な顔をしてスマホをいじりだしたヨシさん。
邪魔するなオーラが出ている。

②
『今日ハルトにコーラ奢ったん？』

『あ～たまたま会ったから。』

『仲良くなったんや』

『いや、ヨシさんにお世話になってますって。挨拶。そしたらハルトさんもヨシをよろしくって。』

ハルトさんは私たちのことを知ってるらしい。
ヨシさんが話しちゃったんだって。
口が固いから大丈夫だそう。

『あ…そうなんや。』

『あ、あとこれ。プレゼント。』

『何、』

『ヨシさんに似てるキーホルダー！』

『は…』あまり喜んだ顔をしなかった。

『これよりコーラがよかった？』

『いや、』

『ちなみに私の分も！バレないようにつけるね～』

『ありがと、』

明らかに冷たい。