愛の輝き④─취향저격─ (ページ17)

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送迎、お客さんに扮したボディーガード付き。

そんな遊園地デートありますか？

『ずっと見られてるんやけど』

『あれ明らかこっち側の人間だよね』

ガタイがっしり、周りをキョロキョロと警戒しながら、視線は私たちをとらえている男。

『俺らを守ってくれようとしてんのはありがたいんやけどなぁ…』

『余計バレそうではあるよね笑』

『撒く？』

『いいの？』

『俺はいいよ。Aのことは俺が守ったる。』

『……自分も守ってね？』

『じゃ、そこの角曲がったらダッシュな。』

『おけ。』

『待って！はやい！』

運動音痴の私を置いて前を爆走するヨシさん。

『頑張って！』

苦笑しながら手を差し伸べてくる。

私笑われてる。

やっとすこし隠れられるところを見つけ、隠れる。

『撒けたかな？』

ﾊｰｯﾊｰｯﾊｰｯﾊｰｯﾊｰｯﾊｰｯﾊｰｯﾊｰｯ

『お、あそこにいる！』

ﾊｰｯﾊｰｯﾊｰｯﾊｰｯﾊｰｯﾊｰｯﾊｰｯﾊｰｯ

『大丈夫そう？』

『大丈夫、ｯ』

しばらくヨシさんがしゃべらなくなった。

『落ち着いた？』

『ごめん運動音痴なの言い忘れてた。』

『俺も置いてってごめん、笑』

『笑わないで』

『これは、その、Aを笑ってるんじゃなくて』

『嘘つかないで』

『そうじゃなくてさ、なんか青春してる感じで楽しいから自然と笑っちゃうんよ。』

『ほんとに？私を嘲笑ってるんじゃなくて？』

『ほんまほんま。』

『久しぶりに走った…けど私も楽しかった』

『そうやろ？』

『脚は疲れてガクガクするけど』

『笑笑』

『笑ってるじゃん。』

『ごめん笑笑』