正反対 ページ2
正反対
#🦔#🐶#🐨
A→00
ヒョンソク「Aちゃんおいしい？」
「あ、はい。おいしいです。」
私は今まわらないお寿司に来ている。
初めて来た。
「お腹いっぱいになったら言ってね。合わせなくても大丈夫だから。」
そう言うヒョンソクさんの手首からはキラキラした高級そうな腕時計が見える。
私には絶対手に届かないほど高価ものだろう。
ヒョンソク「じゃあ、また今度ね。」
と、最寄駅で解散する。
「はぁ、」
全身から力が抜ける。
やっと緊張感から解放された。
ジフン「どうだった？ヒョンソギヒョン。」
会社の休憩室でコーヒーを飲みながら話す。
「んー、」
ジフン「デートした？どこまでいった？」
「食事ぐらいしかしてないよ。」
ジフン「何食べたの？」
「まわらないお寿司。たっかいの。」
ジフン「さすがだなぁヒョンは。」
「すごいね、あの人。」
ジフン「かっこよかったでしょ？Aのタイプじゃない？」
1ヶ月前に、中学の知り合いであるジフンにたまたま仕事場で再会し、好きな人いないならいい人を紹介してあげると言われ今ここまで来た。
ヒョンソクさんが嫌なわけではない。
かっこいいし、優しいし、正直言って悪いところはない。
こんな人が私の彼氏になったら良いだろなとは思う。
でも、住む世界が違いすぎる。
「いい人だったよ。」
ジフン「応援するよ〜2人ー！」
「あ、」
ジフン「あっ、お疲れさまで〜す！」
静かに休憩室に入ってきた男の人。
この人もジフンと一緒の時期に異動してきた。
圧倒的陰の存在。
ジフンとは真逆だ。
ジュンギュ「お疲れさま…です…。」
ジフン「あ、Aもう行くね。じゃ！ヒョンソギヒョンと頑張って！」
「ちょ、大声で言うな！」
あと私をこの人と2人っきりにするな！
気まずいだろ！
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作者名：Water | 作成日時：2024年3月7日 21時
